膨張する仮庁舎整備事業費は「関連経費」?

今日から平成31年度当初予算の審議が始まりました。予告通り、新人議員である私は初日に質疑に立たせていただきました。制限時間60分を使って、13項目質問しました。

その中で今日のメインだったのが仮庁舎整備事業費について。現在田無と保谷に分かれている庁舎を、平成45(2033)年度に統合するまでの間、田無庁舎敷地に仮庁舎を整備して対応する暫定方策です。

この仮庁舎整備にかかる事業費は、当初平成28年12月の段階では15億7000万円とされていました。しかし、これが昨年夏に市民向けに行われた庁舎統合に関する意見交換会では、物価上昇や仮庁舎の仕様変更等から18億8400万円になる旨が説明されました。これ自体も問題ではありますが、市民に説明の機会は持たれていました。

ところが、今回平成31年度予算には、当初示されていた事業費の内訳に含まれていない「コンピュータ等セットアップ委託料」や「仮庁舎執務室等移転構築委託料」といった項目が多数計上されていました。これらは約2億4000万円に上ります。

このことについて質すと、当初示した事業費に「入っていない」ことは認めましたが、それらは「関連経費」であり、どんな対応方策を選択してもかかる経費だから、市民が庁舎統合の方法を検討するのに影響しない、といった答弁をしてきました。

しかし、これは言葉の言い換え、ごまかしに過ぎません。「関連経費」だと言い張ったところで、事実として予算項目としては「仮庁舎整備事業費」として計上されていますし、仮庁舎整備にかかる費用であることは明らかです。当初は15億7000万円と言っていたものが、18億8400万円に、そして今回指摘した分を加えると21億円を超す額にまで膨張しています。市民への説明責任を果たすべきです。

議員の役割は行政のチェック。これからもしっかりと監視していきたいと思います。

Twitterでも発信中!

Facebookでも発信中!

PAGE TOP