委員会審査報告 空き家対策条例・陳情4件他

昨日と今日の2日間、3つの常任委員会(企画総務委員会、文教厚生委員会、建設環境委員会)が開催されました。議員はいずれか1つの委員会に所属しています。ここでは、私が所属する建設環境委員会と、「委員外議員」として傍聴した企画総務委員会について報告します。※文教厚生委員会は企画総務委員会と日程が重なっていたため、傍聴できていません。

【建設環境委員会】
審査した議案は以下の3件でした。

①西東京市空き家等の対策の推進に関する条例
空き家等の適切な管理、活用を進めるための条例。国で成立した「空家等対策の推進に関する特別措置法」の規定に加え、西東京市独自の規定として、「人の生命、身体又は財産に危害が及ぶことを避けるため、緊急の必要があると認めるときは、必要な最小限度の緊急安全措置を行うことができる」という緊急安全措置などを定めるものです。
私の質疑の中では、緊急安全措置の具体的な内容、職員が現地判断で実施する可能性があるのか、施行日までの市民周知・空き家の所有者への周知をどうするのか等を聞きました。
緊急安全措置は「職員が手作業でできる範囲」とのことで、現場判断での即時執行もあり得るという答弁でした。緊急の措置とはいえ、私有財産に手を加えることになりますので、実際の運用がどのようにされるかは注意していきたいと思います。

結果:賛成全員で可決

②西東京市高齢者アパート条例の一部を改正する条例
市内にある高齢者アパートのうち、長寿荘(芝久保町3丁目)を廃止するのに伴う改正。木造の風呂なしで老朽化が進んでいたとのことです。質疑では、この他にある3つのアパートについても今後廃止に向けて協議中であることや、居住者への支援について触れられました。

結果:賛成全員で可決

③西東京市下水道条例の一部を改正する条例
今年10月1日予定の消費税率10%引き上げに際し、検針時期や使用期間の違いによって新税率の適用時期に違いが出ることから、一律12月分から新税率を適用することにするというものです。

結果:賛成全員で可決

【企画総務委員会】
議案6件と陳情4件を審査しました。

<議案>
①西東京市手数料条例の一部を改正する条例
②西東京市地域情報化計画策定審議会条例を廃止する条例
③西東京市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例
④西東京市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
⑤西東京市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例等の一部を改正する条例
⑥西東京市非常勤特別職の職員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

結果:②は賛成多数(無所属の納田委員は反対)、その他は賛成全員で可決

<陳情>
①選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書を国に提出することを求める陳情
各委員からは、自身の体験談なども含めて、「世界的に日本だけが取り残されている。一日も早く」「時代の趨勢であり、憲法13条・24条の本旨から言っても実現すべき」といった意見が出されました。

結果:賛成多数(統一会派みらいの冨永委員は反対)採択

②森林環境譲与税の活用に関する陳情
今年度から市区町村へ配分される森林環境譲与税について、その活用について活発に議論してほしい旨の陳情。

結果:賛成全員で採択

③保谷町5丁目市有地に関する陳情
④保谷町5丁目市有地に関する陳情

保谷町5丁目の市有地について、③は高齢者のグランドゴルフなどに利用され、健康増進に役立ったてるという観点から、④は緊急時の避難場所という観点から、売却しないよう求めるもの。
これについては市の執行部から説明があり、現状高齢者団体4団体が管理して使用しているが、あくまでも暫定利用としていたもので、泉小学校跡地公園(仮称)が完成後はそちらの利用に移行するようお話しし、理解をいただいており、平成31年度中に売却する予定とのことでした。
私は、2月14日に売却しないことを求める市民の皆さんとお会いしていました。そこでは皆で陳情を出しましょうという話でまとまり、実際18日に陳情が提出されます。ところが、市側が説明して「理解いただいた」としているのが3月1日。この間に何かあったのか。また、市が話したのはあくまでも4団体の代表者とのことですので、代表者の方と構成員の皆さんとの間に認識の違いがあるのかもしれません。
私としては、いずれ売却がやむなしであったとしても、31年度中に是が非でもすべきなのか、時期を延ばすことはできないのかという立場です。

結果:反対多数(共産党の藤岡委員は賛成)不採択

今回委員会で決定した議案は最終的に3月27日予定の本会議にかけられ、ここで可決されれば成立することになります。

Twitterでも発信中!

Facebookでも発信中!

PAGE TOP