高校生政治家体験がスタート!

本日から高校生の受け入れが始まりました。これまで20年はずっと運営者として送り出す側でしたが、ついに受け入れる側として関わることになりました。今回受け入れるのは高校1年生と2年生の生徒1人ずつ。お互いに面識はなかったものの、たまたま同じ学校に通っている生徒ということですぐに緊張もほぐれた様子です。3日間という限られた日程ですが、少しでも得られるものがあったと言われるように頑張りたいと思います。

初日の今日は、議会事務局職員にあいさつを済ませた後、市内の施設見学に向かいました。まず訪れたのは不登校の児童生徒を対象とした「スキップ教室」と、不登校やひきこもりの児童生徒・保護者の相談の場である「ニコモルーム」。今日はスキップ教室を卒業して高校に通っている先輩が遊びに来る日ということで、教室内からは楽しそうな声が響いていました。参加した高校生も、自分の通っていた学校と同じ機械があったり、自分が使っていた教科書があったりして楽しそうにしていました。

次は郷土資料室で開催された縄文時代の土器を洗って観察する企画に参加しました。西東京市には下野谷遺跡という遺跡があり、ここから出土した本物の土器を洗うというものです。彼らの関心を聞く前に行くことを決めてしまったので、「こんなことしに来たんじゃない」と言われたらどうしようかと思いましたが、思いのほか楽しんでくれたようです。ワークショップの後、市内の小学校から出土した銃器類の特別展示も見てきました。

  

このまま役所に戻ってもよかったのですが、せっかくなので下野谷遺跡の実際の場所にも足を運びました。現地は公園として整備はされているものの、竪穴住居を復元したものがひっそりあるだけで後は草が伸び放題。郷土資料室で見た壮大な遺跡の姿とはかなり違っている様子に、「えっここ?」という感じの反応でした。※写真は別日撮影

楽しかったね、で終わってしまっては意味がないので、役所に戻ってからは実際の予算書を見ながら、郷土資料室の運営や、下野谷遺跡の整備にどれだけのお金が使われているのかを説明しました。また、郷土資料室の年間利用人数の推移を見せて、これからどうしていったらいいと思う?と考えてもらいました。

「まずは草を刈るところから」
「郷土資料室を遺跡の近くに作った方がいい」
「多摩六都科学館はたくさんの人が来るから、連携して企画をすればいい」
「もっと派手に看板を出してアピールした方がいい」
などと様々な意見を自由に出してもらいました。

もちろん、議会のしくみについても説明する時間を設けました。選挙にはどれくらいのお金がかかるのか、他の議員とは仲がいいのか、無所属というのは自分の考えに合う政党がないということなのか、といった率直な質問がたくさん出ました。熱心に質問が続いたので、予定時間をオーバーしてしまいました。

次回は8月27日、議会運営委員会の様子を傍聴してもらう予定です。

Twitterでも発信中!

Facebookでも発信中!

PAGE TOP