【書き起こし】一般質問 資源物戸別収集化の周知は十分だったか他

12月2日に行った一般質問の質疑の内容を書き起こしました。なお、インターネット中継をもとに書き起こしたもので正式な議事録ではありませんのでご承知おきください。

【田村】
それでは、議長のご指名をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
議場コンサートの後ということで、いつもと少し違う雰囲気の中で緊張しておりますが、できる限りわかりやすい質疑となるように努めてまいりますので、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

1番、公共施設の喫煙所廃止を受けてです。
私は、6月の第2回定例会で、職員の喫煙状況という切り口から質問をし、喫煙所のあり方について対応を求めました。その点から、今回の市長の決断については評価をしたいと思います。しかし、喫煙所がなくなれば問題が解決するというわけではありません。
公共施設の喫煙所がなくなることで、その周辺の路上等で喫煙をされる方が出てくる、こういったことが懸念されます。この点についての対策についてお考えをお聞かせください。
また、ここ田無庁舎の周辺は、路上喫煙・ポイ捨て防止地区に指定されていることもあり、近隣で唯一タバコが吸える田無駅北口ペデストリアンデッキの喫煙所の利用者が増えることも予想されます。ペデストリアンデッキは通行する方も大変に多く、現状では受動喫煙が発生してしまうと思いますが、対応を伺います。
最後に、今回の喫煙所の廃止を契機に、市としてはさらに市民あるいは職員の禁煙を支援し、喫煙率を減らす方向に向かっていくべきと考えますが、市の考え方を教えてください。

2番、資源物戸別収集化について
10月1日に資源物戸別収集化が実施され、約2か月が経過をいたしました。私も10月1日からの数日間、近隣の集積所や各お宅の前の状況などを見て回りましたが、かなり出し間違い等もあったように見受けられます。この間の市としての評価と、導入に際して市民への周知が十分だったと言えるのか、見解を伺います。

3番、歩車分離式信号について
まずは市内にこの歩車分離式信号が何か所あるのか、その導入の目的や効果について教えてください。

次に4番、田無駅南口交通広場について
いよいよ一部のビルでは解体工事も始まり、市民の関心も高まっております。改めて現在の進捗と完成時期について教えてください。また、一部の市民の方からは「ここにビルができるらしい」といった声を聞くこともあるのですが、北口の再開発とは手法が違うと認識しております。この違いについて市民にわかりやすくご説明をお願いいたします。

5番、気候変動対策について
本日からスペインではCOP25が開幕いたします。台風や猛暑など、自然災害が私たちの生活を脅かすまでになっています。今議会でも多くの議員が台風19号をはじめ、災害対策について質問するかと思いますが、根本的な原因は地球規模での気候変動にあります。
グレタ・トゥーンべリさんの訴えに世界中で共感が広がっています。11月29日には東京の新宿でもグローバル気候マーチが開かれ、私も参加をしたところでございます。
また本年9月25日には、長崎県壱岐市で日本初となる気候非常事態宣言が発表されました。市民への周知啓発やプラスチックごみの4Rの徹底など、市全体で取り組む活動を打ち出しています。また10月4日には、鎌倉市議会が気候非常事態宣言に関する決議を採択しました。
気候変動は遠い世界の話ではなく、本市の市民生活にも直結する深刻な問題です。そこで、本市でも同様の宣言を発し、取り組みを進めていくことを求めますが、市長のお考えをお聞かせください。
また、具体的な取り組みを進めるにあたっては、新たな公共施設ができるタイミングは重要です。来年2月に仮庁舎が完成しますが、具体的に行っている省エネルギー等の取り組みを教えてください。

6番、ツイッターについて
この度の台風被害では、自治体の情報発信ツールとしてツイッターの役割が注目されました。特にホームページがつながりにくい状況では、ツイッターから情報を得るケースが増えています。千曲川の決壊により大きな被害が出た、長野県の防災情報を発信するアカウントでは、「必ず助けます!」などと呼びかけ続け、約50件の投稿が救助につながったそうです。
本市においても、災害時はもちろん平時においても市政情報を伝えるツイッターの役割は大きいと考えます。広報における位置づけをどう考えているか、実際の発信までのプロセス・運用方法はどうなっているか、また現在のフォロワー数についてどう評価しているかを伺います。

以上、一回目の質問といたします。

【市長】
答弁に入ります前に一言申し上げたいと存じます。本年9月の台風第15号、そして10月の台風第19号により、関東甲信越地方や東北地方を中心に広い範囲で記録的な風雨となり、各地で大きな被害が発生しました。一刻も早い復興を願いますとともに、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りし、被災された多くの皆様にお見舞い申し上げます。

はじめに公共施設の喫煙所廃止についてお答えします。
本市の公共施設の喫煙所につきましては、受動喫煙防止と健康増進の観点より、本年12月28日までに、すべて廃止いたします。このことについては、現在の喫煙所でのお知らせの掲示や、11月1日号の市報などを通じ、利用者の方々に対し、周知を図ったところでございます。
公共施設の喫煙所を廃止した後につきましては、喫煙者の方々に対して、他の場所で喫煙する場合の周囲への配慮と、喫煙のルールを守るよう、一定期間啓発する掲示を実施し、周知してまいります。
次に、田無駅北口ペデストリアンデッキの喫煙所についてお答えします。
本市におきましては、これまで「西東京市まちの美化と安全を推進する事業実施要綱」に基づきまして、平成20年3月に田無駅の周辺を「路上喫煙・ポイ捨て防止地区」に指定してまいりました。田無駅北口ペデストリアンデッキにつきましては、人通りも多く、たばこのポイ捨てや指定喫煙所のエリアから出て喫煙をする方などがいることから、本年11月に喫煙所のエリアを植栽で囲むとともに、たばこを吸う方のマナーにつきまして、注意喚起するポスターを掲示したところでございます。引き続き、国や東京都の動向に注視しつつ、市内喫煙所のあり方について検討を行ってまいりたいと考えております。
次に、市民・職員への禁煙支援、啓発についてお答えします。近年、社会環境の変化によりまして、喫煙者の方は減少傾向にありますが、喫煙は、がんや循環器疾患などの生活習慣病の大きなリスクとなっていることには変わりはございません。健康応援都市の実現を目指す本市におきまして、市民の皆様の健康増進につなげるため、喫煙のリスクを広く知っていただくことは、大切な取り組みであると考えております。第2次西東京市健康づくり推進プラン後期計画における目標設定の中では、市民の皆様の「喫煙率の低下」を掲げており、健康の側面から禁煙の促進は必要であると考えております。現在、市ホームページにおきまして「たばこと健康」のページを設け、禁煙の健康効果及び市内禁煙外来医療機関の紹介等を掲載するほか、がん教育の中でも周知を図っております。次に、職員に対しましては、禁煙に関する情報提供や禁煙相談など、職員の禁煙に向けた取組を支援しているところでございます。
今後とも、国の健康増進法及び東京都の受動喫煙防止条例の趣旨を踏まえ、受動喫煙の防止や禁煙支援に努めてまいります。

次に、資源物戸別収集化についてお答えします。
まず、資源物戸別収集開始後の状況でございますが、開始から約2週間程度は、市民の皆様から、数多くのお問い合わせやご意見をいただきました。多い日は、約500件ほどの電話等が寄せられたところではございますが、現在は、通常時の業務量に戻っております。
また、開始から2か月間が経過いたしましたが、カゴによる飛散や事故等は発生しておらず、収集作業中の事故等も報告されておりません。
本市といたしましては、資源物戸別収集開始後、多少の混乱はあったものの、制度の見直し等を必要とするような事態は生じておらず、おおむね順調に市民の皆様に浸透しつつあるものと認識しております。
次に、市民の皆様への周知でございますが、本年6月から市内の小学校を中心に市民説明会を、併せて、市職員が直接出向いて行う、出前説明会を実施してまいりました。
また、市報、ホームページ、ごみ分別アプリ、ECO羅針盤、ごみ収集カレンダー等様々な広報媒体の活用に加え、事業開始をご案内するポスターを、市の広報掲示板、商店街、郵便局、大型商業店舗、包括連携協定を締結しているセブンイレブンなどに掲示するとともに、路上のカゴやごみ収集車にもチラシやポスターを掲出し、周知を行ってきたところでございます。

次に、歩車分離式信号についてお答えします。
信号機の設置に関しましては、警察の所管となりますが、現在、市内で歩車分離式信号が設置されている交差点は、田無高校前交差点と西東京消防署田無出張所前の交差点の2か所であると、田無警察署から伺っております。
歩車分離式信号の導入目的につきましては、車両の右折、左折時における歩行者や自転車の巻き込み事故を防止すること、歩行者等の横断を待つことによる渋滞を軽減することであり、これにより事故や渋滞の抑制効果を上げていると伺っております。

次に、田無駅南口交通広場についてお答えします。
交通広場の整備スケジュールでございますが、平成30年3月に取得した事業認可におきましては、令和4年度の第1四半期に用地取得を完了し、令和4年度内に道路築造工事が完了する予定となっております。また、田無駅北口につきましては市街地再開発事業により整備を行っておりますが、田無駅南口につきましては街路事業により整備を行うこととしております。この事業手法の検討にあたりましては、市街地再開発事業、土地区画整理事業、街路事業について、まちづくり効果、事業性、合意形成の面で比較評価した結果、事業性や合意形成の面に優れる街路事業が最適と判断したところでございます。

次に、気候変動対策における長崎県壱岐市の「気候非常事態宣言」についてお答えします。
長崎県壱岐市は、平成30年度に、「SDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業」として内閣府に選定され、先進的な取組を進めていると伺っております。
また、「気候非常事態宣言」は、「脱炭素化の実現に向けた取組は、SDGs未来都市として、SDGsの達成と新たな成長と発展につながる」とされた内容であり、壱岐市の取組にとどまらず、日本政府や他の地方自治体に、「気候非常事態宣言」についての連携を広く呼びかけているものと認識しております。
気候変動への対策は、地球規模的に取組を進めている課題でありまして、国は、平成30年度に地球温暖化による異常気象、それに起因する災害による人的被害や農作物への打撃などを抑えることを目的とした「気候変動適応法」を定め、農業や防災等の各分野の適応を推進する「気候変動適応計画」を策定したところでございます。
この計画では、現在生じている被害や、将来予測される被害の回避・軽減等を図るため、多様な関係者の連携・協働のもと、一丸となって取り組むことが重要としております。
本市におきましても、温室効果ガスの排出削減対策である緩和策と、気候変動の影響による被害の回避・軽減対策である適応策は、車の両輪と認識し、西東京市第2次環境基本計画後期計画では、基本方針に掲げ、取組を進めているところでございます。今後も、後期計画に基づき、地球温暖化対策、気候変動対策を進めてまいります。
次に、仮庁舎開設にあたっての取り組みについてお答えします。
省エネルギーの取り組みといたしましては、空調設備、照明設備、昇降機設備において省エネルギー消費性能基準に適合した環境配慮型の設備機器を導入しております。また、屋上緑化、東側壁面に緑のカーテンづくりを行い、ヒートアイランド現象を緩和し、大気の浄化が行える取り組みを実施いたします。公共施設の緑化と省エネルギーの推進につきましては、費用対効果の課題もございますが、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

最後に、ツイッターについてお答えします。
ツイッターにつきましては、広報ツールの多様化、非常時の情報伝達手段の多様化を目的としており、市報やホームページをご覧いただいていない方々への情報発信にもつながるものと認識しております。発信にあたりましては、情報を発信する担当課から依頼により内容を調整後、アカウントを管理する広報担当にて投稿する手順としており、年間1000件程度の投稿で運用しています。
フォロワー数につきましては現在約4400人の方がおり、毎年着実に増加する傾向にあることから、情報発信力の強化につながるものと考えております。引き続き、フォロワー数の増加につながるよう、ツイートに対し反応してくださるフォロワーの視点に立ちまして、市政に関する有益な情報発信に努めつつ、興味関心を持っていただけるよう、工夫した表現で発信してまいりたいと考えております。

【みどり環境部長】
資源物戸別収集について、補足してお答え申し上げます。
まず市民周知でございますが、市内16の小学校とエコプラザ西東京、田無庁舎を合わせまして18箇所の会場で市民説明会を開催し、合計1,218名の市民の皆様にご参加をいただいたところでございます。
また、自治会・町内会、集合住宅の管理組合などをはじめ、市民の皆様からのご要望に応じまして、市職員が直接出向いて行います出前説明会、こちらも合計で27団体、567名の方に実施してまいったところでございます。
あわせまして、市ホームページにおきまして、市民説明会資料とその概要版を掲載し、市民説明会にご参加いただけなかった方にも、ご覧いただけるよう対応してまいりました。
このほか、9月には、田無庁舎総合案内ロビーにおきまして、職員による資源物戸別収集の相談コーナーを設置し、4日間で合計207名の方に制度のご案内を行ってまいったところでございます。
なお、資源物戸別収集開始後も、市民の皆様からのお問い合わせや取り残しなどへ対応するため、約1ヶ月間にわたりまして、ごみ減量推進課職員が夜間対応を図り、また、必要に応じて、休日も出勤し、あらゆる事態に対応してまいったところでございます。
私どもといたしましては、一人でも多くの市民の皆様に、資源物戸別収集の周知を図り、少しでも制度開始後の混乱を減らしたいと、できる限りの努力を尽くしてまいったという風に思っております。
しかしながら、すべての市民の皆様に情報をお届けすることは極めて難しく、このたびの経験を、今後の事業運営の参考としてまいりたいという風に考えております。

【田村】
多岐にわたるご答弁、ありがとうございました。ここからは一問一答で再質問させていただきながら深めてまいりたいと思います。
まず1番の公共施設の喫煙所の問題でございます。市長からは喫煙ルールを守るよう掲示をするというご答弁をいただいております。ぜひお願いしたいと思います。特に公共施設等、人が集まる場所等で吸われていた方、喫煙所がなくなったらどうするんだろうと思った時に、例えば人目につきにくい建物の裏であるとか、あるいは私もそういったところを見たことがございますが、例えばトイレの個室、こういったところで隠れて喫煙をするという方が出てくる懸念があるのかなという風に思っています。こうしたところもぜひお考えいただいて、もし周辺の路上であるとか、また違ったところで受動喫煙に遭うような方が出てきてしまっては、一体なぜ喫煙所をなくしたんだというようなお声が出てくる可能性もあるかと思いますので、十分に注意をしていただきたいなと思っています。
また、ペデストリアンデッキについても植栽で囲んだということは承知をしておりますけれども、ただどうしても植栽でありますので、そこから煙は流れてきてしまうということがあります。例えば他の田無を除く3駅ですと、人の動線から少し離れたような場所に喫煙所を設置しているのかなと思うんですが、どうしても田無の北口の場合には動線とぶつかってしまうということがありますので、なかなか難しい。究極的にはなくすということが一番ではありますけれども、すぐには難しいかなとも思いますので、例えば物理的にもう少し壁を作るのかですね、色々な方法あるかと思います。ここが市民の方からも苦情が出るようになると、喫煙者の皆様にとっても場所がなくなってしまうということにもなりかねませんので、この取り組みもぜひご検討お願いしたいと思います。
次の禁煙支援のところで再質問一点させていただければと思っておりますけれども、ホームページですとか、がん教育の取り組みといったところにつきましては承知をいたしました。この禁煙支援については、実際にいま吸われている方、喫煙者の方に直接届くようなアプローチが必要ではないかなと思います。例えば、その市内4駅の喫煙所に―そこに吸っている方は当然集まってくるわけでごさいますので―例えばそこの喫煙所に、市ではこういった方法で喫煙を応援していますよ、あるいは、本当はやめたいんだなと思っている方には、こうした禁煙外来のご紹介もありますよというようなことを、例えば喫煙所のところに掲示をするとか、あるいは市では特定健診を行っているかと思います。ここで問診票で喫煙習慣ありますかということでとっております。そうした喫煙習慣がある方には市からのご案内を一枚同封するですとか、そのような直接届くアプローチをぜひしていただきたいなと思うんですけれども、これについて健康づくりの観点から担当から一言あればお願いします。

【ささえあい健康づくり担当部長】
禁煙支援の具体的な取り組みについて再質問にお答えいたします。
喫煙する方へのアプローチにつきましては、個人の趣向という観点もございますので、市といたしましては喫煙及び受動喫煙のリスクに関する情報の発信を引き続き実施してまいりたいと考えております。また特定健診につきましては、生活習慣病の前段階であるメタボリックシンドロームに着目した健康診査でございますが、特定保健指導の対象となった方が喫煙をしている場合、対面での保健指導の中で冊子を使って禁煙指導を実施しております。なお指導によりまして禁煙に進んだ方もいらっしゃるとの報告も受けているところでございます。

【田村】
ありがとうございます。個人の趣向ということで、確かにその通りだとは思います。ただ、例えば他の問題ですね、例えばスポーツをする、運動をするということも個人の趣向なのかと言ってしまうと、それで済んでしまうという問題にもなります。市としても、この喫煙率、市民の喫煙する方をやはり減らしていくんだという方向性をぜひ持った取り組みをお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

次に2番の資源物戸別収集化についてでございます。
市長からは多少の混乱があったと認めつつも、できる限りの周知を行ったという答弁でございました。部長の方から具体的な数字を上げてのご説明をいただいたんですけれども、果たして本当にできる限り行っていたのかどうかということは疑問に感じます。
一つ例を挙げますと、路上の収集カゴ、こちらに事業開始のご案内を掲示するという答弁でありましたが、実際徹底できていたんでしょうか。説明会に来る方ばかりではありません。ホームページも見ない方もたくさんいます。市報も正直見ない方、たくさんいらっしゃいます。そうした方にも、さすがに収集カゴに貼ってあればですね、出しに行ったときにわかるだろうと私も思っておりました。その取り組み期待していたんですが、10月1日に見回ったところでは、貼ってない集積所、カゴが多数あったように見受けられます。私も写真を撮ったりしてまいりましたけれども、この掲示が十分行えてなかったんではないかなと思います。
また、貼ってあった貼り紙を見ますと、「カゴは9月末のビン・缶・ペットボトル収集回収日に順次回収します」と、このように書いてあったんですけれども、実際には10月に入ってからも1週目、2週目、今回台風19号が10月12日にやってくるわけですが、回収されないところも残っていたのではないかと思います。
私は決して過大な要求をしているわけではなくて、役所が自らやりますと言ったことが今回やれていない部分があったんではないかなという風に思っています。この点、私、大いに課題ではなかったかなと思うんですけれども、担当の方からのご所見あればお願いします。

【みどり環境部長】
資源物戸別収集の再質問についてお答え申し上げます。
収集カゴ含めます市民周知につきましては、できる限りの対応を図ってきたという風には考えております。また収集カゴの撤収につきましても、限られた時間の中で鋭意取り組んできたという風に思っておりますが、ご指摘の点につきましては真摯に受け止め、今後の事業運営に活かしてまいりたいという風に考えております。

【田村】
繰り返し、できる限りのことをやったという部長のお言葉でありましたけれども、やはりですね、ちょっと足らないところがあったんだろうと思います。そこについては謙虚に反省をしていただきたいと思います。すべてのカゴに掲示をしますということを言っていた、あるいは9月中にカゴを撤去すると市民の方に言った、繰り返しになりますが、言ったことができていなかったんではないかなと思います。
もちろん現場の職員の皆さんががんばっていらっしゃることについては私もよく承知をしております。本当にですね、電話対応等も含めて非常に大変だったとは思うんですが、ただ、いま申し上げたそのカゴの掲示であるとか、カゴの撤去、それが済んでいれば、もう少し現場の方のご苦労も減ったんではないかなという風に思います。
このようなことがありますと、市民の行政に対する不信感、これをやると言っていたけれども実際やっていないじゃないかという市民のお声、私も耳にしております。このようなこと、今後に活かしていきたいというご答弁ありましたけれども、本当にこの言葉をかみしめていただいて、他の部署も含めてでありますが、きちんと市民の皆様にお約束したことを、きっちりやるということ、これをお願いしたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

次に歩車分離式信号について伺ってまいります。
市長のご答弁では2か所あるというご答弁でございました。1か所は田無高校の前、もう1か所が西東京消防署田無出張所の前、これは向台公園の前ということだと思いますけれども、この2か所であるということです。
このうち田無高校前の交差点について少し取り上げたいと思います。平成28年の第2回定例会で市長のご答弁では、上向台小学校の児童の安全確保のために歩車分離式を導入したということでございました。しかし、現状のままではかえって事故を誘発する危険があるのではないかと考えております。
2つの交差点について見てまいりますと、向台公園の、消防署の方ですね、消防署田無出張所前の信号については、かなり交差点自体が広く見通しがききます。また、車と歩行者の信号が同時に青になるということがないんですね。車が青の時間は歩行者はすべて赤である、あるいは歩行者が青になると、車はすべて赤であると。このようなサイクルになっております。歩車道も分離されているという状況かと思います。
一方、田無高校前の交差点、信号については、ここはかなり狭い交差点でありまして、見通しもあまりききません。そしてここ南北を市道123号線・府中道が走っておりますけれども、この府中道の南北の信号を見ますと、車が青の時に、歩行者用も青になっているという状況であります。そして歩行者用が赤になり車が赤になり、今度は東西の車が通るわけですけれども、その後、歩行者だけが青になるというようなサイクルになっておりますが、このような形になっているがために、市道123号線を走る車から見ますと、車と歩行者の信号が連動しているのではないかという風に誤解をして、歩行者のみが青になった瞬間に、自動車の方もつられてアクセルをアクセルを踏んでしまうという状況が起きております。私も何回かそのような場面に、私自身も遭遇をしております。またですね、今後東西の方ですが、東西の道路、市道224号線・向台中央通りでありますけれども、ここは車道が狭く、あのS字になっている狭い車道でございます。そのためにほとんどの自転車が現状においては歩道を走るという状況になっております。本来であれば車道を走るわけですが、車道があまりに狭いので、車と対面通行できないということで歩道を走っております。このために、この交差点のローカルルールと言ってもいいんでしょうか、また田無高校の方でもそのような呼びかけがされていましたが、自転車は歩行者用の信号を見て渡りなさいということで、この信号ではほとんどの自転車が、歩行者用の信号で渡っているという状況であります。
これからこの市道224号線は改良工事がされるということで伺っております。そうなりますと、車道を広げて、そこに自転車を誘導していく、ナビマークをつけていくということかと思いますけれども、そうしますとますますこの信号、どのように自転車、歩行者渡っていけばいいのかということが混乱をしてしまうのではないかと思っております。この市道224号線の改良工事も含めて、今後この信号、どのように安全を確保していくのか担当の見解を伺えればと思いますのでよろしくお願いいたします。

【都市整備部長】
それでは私の方から市道224号線の改良工事に伴います自転車の通行、また歩車分離式信号の交差点の通行ルールにつきましてご答弁をいたします。
まず市道224号線の改良工事に伴いまして、車道の両側にナビマークを設置することで、歩行者と自転車を分離するとともに、自転車は原則といたしまして車道の左側を通行することになってまいります。
また、歩車分離式信号の交差点の通行ルールでございますけれども、まず、車道を通行している自転車につきましては自動車の信号に従った横断となってまいります。また、自転車が歩道を通行できるケースでございまして、横断歩道を渡る場合には、歩行者信号に従うことになってまいりますが、その際に歩行者の方の通行を妨げる恐れがある場合には、自転車を降りて横断することになると、田無警察署からは伺っているところでございます。
今後につきましては、歩車分離式信号を含めました自転車による信号機付きの交差点の横断のルール、こちらの周知に引き続き努めると共に、歩車分離式の信号におきまして何らかの課題が生じた場合には、その状況につきまして田無警察署に伝えてまいりたいと考えております。

【田村】
ご答弁ありがとうございます。
いわゆる本則というんでしょうかね、車道を通行している自転車は自動車の信号に従って横断をするですとか、歩道を走行している場合には歩行者がいる場合には十分気をつけて降りて横断するんだということでございます。まあそのルールは確かによくわかるんですけれども、先ほどらい申し上げたようにですね、若干特殊な状況が田無高校前の信号にはあると思っています。本来であれば、この子どもたちの安全を確保するという観点から導入をしているわけですけれども、場合によってはその安全が脅かされてしまう危険性もあるのではないかなと思っております。ぜひ今後、警察ともよく協議をしていただいて、いま看板がですね、東側から出てくるところって言うんですか、田無高校の横を通ってくるところに立て看板が立っているんですけれども、はがれてしまってですね、見えないようにもなったりしておりますので、ぜひここにですね、また新たな看板立てるですとか、ぜひこの安全性を確保していただきたいと思います。
またこのような小規模な交差点、車で通る方が、まさかここが歩車分離式だろうとは思わない方が多いんですね。例えば渋谷のスクランブル交差点みたいなところであればわかるんですけれども、あの交差点が歩車分離式だということになかなか気づかない方が多いようでございます。ですので、気づくようなしかけをするのか、あるいはそもそもこの歩車分離式がふさわしいのかどうか、こういったことも含めて、ぜひ警察とのご協議、お願いしたいなと思っておりますので、ご検討よろしくお願いいたします。

では次の4番にいきます。田無駅南口交通広場についてでございます。
令和4年度中に完了する「予定」であるということで、予定のところをかなり強調しておっしゃられましたので、まあちょっと、何があるかというところなのかなと伺いましたけれども、北口は市街地再開発事業、南口は街路事業であるということなんですけれども、どうしてもこの田無の周辺の方にとっては、北口の再開発というのがかなり頭にイメージとしてあって、代替店舗ができて、また店舗が戻ってくると、アスタビルのような形でということを想定している方が多いのかなとも思うんですが、現在の街路事業で進んでいきますと、そこで個人商店などもかなりあります、市民の方が親しんでいるお店もありますけれども、そこでまた再び事業を行うかどうかということは、保証はないということかと思います。
先ほどのご答弁では、事業性、合意形成の面で優れるので街路事業にしたというご答弁でございましたが、ここについてもう少し詳しく、なぜ今回街路事業でやったのかというところ、もう少し詳しくご答弁がいただけるとありがたいのですがお願いいたします。

【都市整備部長】
それでは田無駅南口交通広場に関します再質問にお答えいたします。
田無駅南口交通広場につきましては、多摩地域における都市計画道路の整備方針(第三次事業化計画)、こちらのほうでですね、優先整備路線に位置付けられまして、平成24年度に改めて事業化に向けて検討を行ってきたところでございます。
田無駅南口の周辺道路におきましては、朝夕の通勤時間帯に送迎目的の車両からの路上での乗降ですとか、田無駅南口階段の直近まで乗り入れる車両が見られることから、歩行者・自転車の方との錯綜が生じているといった状況が見られたところでございます。また、広場の計画区域周辺におきましては、既に比較的規模が大きく、耐火構造の建物が多く立地している状況でございました。
このような状況も踏まえまして、街路事業につきましては、まず事業エリアが小さいこと、この点に加えて、事業性といった面では、駅前広場区域内のみが対象となることで最も効率的に事業が進められること、また合意形成といった面では、関係権利者の方が最も少ないことで、合意形成に要する期間は短くなりますので、こういったことが想定されることから、早期の整備に向けても最適であると判断したところでございます。

【田村】
ありがとうございます。
早期整備に向けて最適である、つまり早く進むからということであります。私もですね、駅前広場を作るということそのものを否定するつもりはありませんけれども、やはりそこに広場ができて、この後南口どうなるんだろうということが一番市民の皆様も気にしているところかなと思います。
言うまでもなく、西武新宿線田無駅、この西東京市の中でも最大の乗降客数のある駅でございます。この南口、西東京市の玄関としても機能していく南口かと思います。よくですね、これ西東京市の話ではありませんけれども、広い広場ができたけれども周りに何もないというような駅も散見されます。この南口には田無庁舎をはじめ、図書館、公民館、そして駐輪場やイングビル、こういったものがございます。ぜひこの一帯をどうしていくのか、これは都市整備だけの話ではなくなるかと思いますのでまた別の機会に伺っていきたいとは思いますけれども、引き続きこの南口についての考えを市としてどう持っていくのかということは、また議論してまいりたいと思っております。

次に5番の気候変動対策についてでございます。
今日もいま雨が降っておりますでしょうか、気候変動の問題というのが非常に世界各地で問題として取り上げられているわけであります。先ほどの市長の答弁ですと、宣言を出されるというところまではお答えはなかったかなと思いますけれども、ぜひですね、いま全国でこの宣言を求める動き広がっております。全国初にはなれませんけれども、今でしたら東京初になれますので、ぜひ市長にご検討いただきたいと思いますし、私が参加したグローバル気候マーチ、たいへん若い世代が多く参加しておりました。西東京市でも子どもにやさしいまちであるとか、あるいは健康応援、こういった考え方掲げております。この気候変動に対しても、未来への責任であるということで、市長の積極的なぜひ発言をお願いしたいと思っています。
また、具体的な計画については、西東京市の第二次環境基本計画後期計画に沿って取り組みを進めるというご答弁でございました。この計画の中には、再生可能エネルギーの導入であるとか、自動車から公共交通への転換、みどりの保全など様々な対策が掲げられております。今日は時間もございませんが、この計画に沿った具体的な取り組みについてはまた今後の機会で一つ一つ伺っていければと思いますので、よろしくお願いいたします。
一つ再質問として伺いたいのは、先ほど仮庁舎の取り組みなどもご紹介いただきましたけれども、やはり数値がどうなっていくのか、その結果がどう出てくるのかということが大切かと思います。
いま西東京市で掲げている色々な数値ありますけれども、西東京市の第二次地球温暖化対策実行計画事務事業編後期計画の中には、地球温暖化対策として、市のすべての事務事業から排出される温室効果ガスの削減目標について、平成28年度から平成32年度(令和2年度)の計画期間に、基準年度である平成26年度に比べて毎年度1%削減をし、令和2年度には基準年度(平成26年度)から5%削減をするんだと、このような目標を掲げているかと思いますが、現状の達成状況などについて教えていただきたいと思います。

【みどり環境部長】
気候変動対策の再質問について、お答え申し上げます。
西東京市第二次地球温暖化対策実行計画事務事業編後期計画につきましては、西東京市が一事業者として、地球温暖化対策の取組を推進するために策定している計画でございまして、この計画に基づき、市の事務事業から排出される温室効果ガスの排出量の削減に努めているところでございます。
平成29年度の温室効果ガスの排出量は、平成28年度に比べ、増加している状況でございます。これまでも、西東京市環境配慮行動の指針ですとか、環境マネジメントシステムを通じまして、全庁的に、徹底した節電や、公用車における燃料使用量の削減など、環境負荷の低減、環境保全活動の実践に努めておりまして、これらにつきましては、一定の削減効果を出しているという風に考えております。
しかしながら、温室効果ガスの排出量の主な増要因と致しましては、近年の夏の猛暑に対応するための空調機器の使用に加えまして、学校施設等への新規の空調設備の設置などがございます。これらは、市民の皆様や、子ども達の健康、命を守るために必要な措置という風に考えております。
今後も、この実行計画に基づきまして、全庁一丸となって、地球温暖化対策に取り組んでまいりたいという風に考えております。

【田村】
ありがとうございます。未達成の要因、色々あるとは思いますけれども、これぜひですね、深刻に認識していただきながら、全庁的な課題意識を持っていただきたいということをお願いいたします。

最後にツイッターについて再質問いたします。
フォロワーの視点に立つという答弁だったんですけれども、実際今回台風19号の際にどういう発信だったのかということを振り返ってみますと、例えば、「西東京市WEB、自主避難所の開設状況を更新しました」そしてリンク。ですとか、あるいは、「自主避難所の追加開設について」で、ずっと読んでいくと、「現在9施設の自主避難所を開設しており、石神井川」でいきなりぶつっと切れるんですね。これは、安全安心いいなメールの自動配信だと思うんですけれども、あまりに不親切。ここからリンクに飛ばないと内容にアクセスできないという状況になっております。これ台風の時というのは、皆さんツイッター、ホームページがつながらないからツイッターで何とか情報を得たいということで見ていく中で、リンクいかないとダメ、自動ツイートのみ。これではですね、問題があると思います。140文字という限られた字数、そしてプラス画像もそこに使えるわけですから、これを使ってですね、しっかりそのツイッターの内容だけで、情報が伝わるような発信、これを心がけていただきたいと思うんですが、ぜひご見解をお願いいたします。

【企画部長】
それではツイッターについてお答えさせていただきます。
今ご指摘いただきました通り、限られた文字数での情報発信というところでございます。ただ一方、拡散性が高いというところで、議員の皆様もですね、ツイートを発信する際には情報の正確性とか、タイミングといったもの、非常に気を使われていると思います。行政としてもそのあたり慎重に対応していきたいという風に思っております。
貴重な情報の発信のツールでございますので、まずはフォロワー数の増加、こちらに取り組ませていただきまして、「いいね」といった反応、そういったフォロワーの獲得、こういったことに努めてまいりたいという風に思っております。
また、安全安心いいなメールとの連携する投稿、こういったものも含めてですね、簡潔かつ印象的な表現など、工夫を図りつつ、今ご指摘ございました、写真などの視覚的な伝わる投稿も取り入れながら、より効果的、有効な情報発信に努めてまいりたいという風に考えております。

【田村】
ぜひ広報の充実、しっかりツイッターもやっていただきたいということをお願い申し上げて終わります。

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