1.45kgのタブレットは毎日持ち帰り?子どもの「重荷」を軽くせよ

議会初日の11月27日にGIGAスクール構想に伴うタブレットと充電保管庫等を購入する議案が出されました。
タブレットは総数16000台。児童生徒分が14000台、教員分が800台、残り1200台は予備用です。端末はHP社の「Chromebook x360 11 G3 EE」です。

これに対して、充電保管庫の購入台数は140台。1台にタブレットが44台収納できるので、140×44=6160台が充電保管庫の収納台数となります。お分かりの通り、購入するタブレットの台数に対して、充電保管庫の収納台数が足りません。

そこで、収納台数が足りないが、タブレットの充電、保管はどうすることを想定しているのか確認しました。その結果、
・タブレットは自宅に持ち帰るのが基本
・各家庭の協力を得て、自宅で充電してくる
・家で充電するのを忘れた場合は、学校で行う
という答弁が返ってきました。

タブレットの重量は1.45kg。中学生ともなればともかく、入学したての小学校1年生にとっては文字通りの「重荷」です。ただでさえ登下校の荷物の重さがしばしば問題になりますので、さらにタブレットが加われば子どもたちの登下校はさらなる苦行になる可能性もあります。この点について指摘し、「各学校で置き勉する教科書を増やすなどして、子どもの負担軽減に努める」という答弁をしていただきました。

タブレットが導入されてよかった!と子どもにも保護者にも先生方にも思ってもらえるようなGIGAスクール構想になるよう、今後は授業の中身についてもどう変わるか注目していきたいと思います。

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