先週1週間西東京市議会を傍聴して、「他の自治体の議会はどんな雰囲気なんだろう?」ということが気になり、昨日は調布市議会を、今日は小金井市議会を傍聴してきました。
一日中見ていたわけではありませんが、それでも違いは感じられました。まず大きく違うのは議員の質問する場所。西東京市議会では、質問者は市長側にある演壇に登壇し、議員側を向いて質問するんですね。それに対して、調布・小金井ともに質問者は議員席側に設けられた「質問席」から市長側を向いて質問します。地方議会における市長と議員の関係性をどう考えるかがこんなところにも出るのではないでしょうか。何も市長側と対立しろということではありませんが、地方議会において議員は市長サイドのチェック機能を果たす役割を負っている、ということを忘れてはいけません。
もう一つ違ったのは調布・小金井の議会では「一問一答方式」が採用されていること(調布の場合は一問一答か一括質問かの選択制だそうです)。西東京市議会の一般質問では、「1点目に・・・、次に2点目に・・・、3点目に・・・」と延々とすべての質問をして、答弁も「ではまず1点目にお答えします・・・次に2点目にお答えします・・・」となるので、問答がわかりにくくなりますし、いかにも原稿の「朗読会」という感じになります。対して一問一答方式では、問答の関係がはっきりしますし、1問目の答えによって次の2問目が深まる、という効果も期待できると思うのです。
なにもこれに限ったことではありませんが、西東京市議会のみを見て「まあこんなものか」で済ませるのではなく、他市の事例に積極的に学んでいきたいと思います。