9月9日に一般質問を行いました。
一般質問とは、市長や教育長に対して市政の課題について持ち時間50分(質問・答弁含む)で質問するもので、各議会で1回、年間4回行うことができます。今回は、介護保険料の特別徴収処理の誤り、生活保護受給者への住宅扶助の認定漏れといった不適切な事務処理(関連記事へリンク)が相次いだ直後だったため、冒頭でこの問題を取り上げました。質問の様子は動画でもご覧いただけます。
西東京市議会インターネット中継
1. 相次ぐ事務処理の誤りについて
①介護保険料の特別徴収処理の誤り、生活保護受給者への住宅扶助の認定漏れは、いずれも市民生活に直接影響を及ぼす重大な事態。早期に責任の取り方を示すよう求める。1年前の定例会でも「不適切な事務執行」がテーマだった。事務処理適正化等検討委員会の取り組みとは一体何だったのか。
→今年度は管理職に向けた適正事務執行の指揮監督などに関する研修を実施した
今後はヒアリングに基づく原因分析、対応策を検討し、改めて全庁に対して対応策の実行を指示、徹底させる
②特定の部署や個人への業務集中、お互いの業務理解、職員間のコミュニケーションに課題があるのでは。
→職員のコミュニケーションは重要。働きやすい、風通しの良い職場をつくることになり、適正で効率的な事務の執行につながると考える
2. ホームページ、SNSについて
①これまでも何度か質問で取り上げてきた。どのような改善がされたか。
→新型コロナに関し、わかりやすい情報発信に努めている。ツイッターもより早く情報発信できるよう改善している。
②市民アンケートではどのような声があったか。
→情報量の充実、特に防災・緊急情報の充実を求める声が多かった
③リニューアルに向けた課題は何だと考えているか。
→防災・緊急情報の充実、検索機能の充実、デザイン・レイアウトの改善等が課題
④トピックスが乱立し、すぐいっぱいになる。重要な告知事項は一定期間上位に出すべきてでは。
→一定期間告知が必要な情報は再度更新をかけて告知している
⑤今後はスマホユーザーメインの発想にすべき。タイトルが先頭のみで途中で切れるのは改善してほしい。
→今後改善を検討したい
3. PCR検査について
①PCR検査は現状(かかりつけ医が必要&濃厚接触者)で十分と考えるか。
②自治体独自の検査体制を整えるところが出ているが、本市でも取り組むつもりはないか。
③本市のPCR検査センターは1日あたり20件目安とのことだが、変更はないか。これで十分対応できているか。
→医師会運営のPCR検査センターの検査対象は、原則かかりつけ医が必要と判断した方
医師会員の中には「唾液によるPCR検査」を始めた方もいる
多摩小平保健所では詳細な疫学検査を行った後、すべての濃厚接触者について検査を行う体制になっている
④検査センターへの移送はどうなっているか。送迎サービスを行う考えはないか。
→移動手段はかかりつけ医の先生が適切に指導している
4. 市内消費喚起イベントについて
①事業に参加できる飲食店の条件は。
→東京都の感染症対策宣言の申請が参加条件
②イベント期間中に対策不十分な店舗が見つかった場合どう対応するか。
→参加店舗に対する対策のお問い合わせがあれば現地確認し、必要に応じて感染対策の協力要請をする
③来店する市民に対する感染対策の呼びかけは。
→体調を考慮しての来店、マスク着用などを求める
④感染拡大の状況により中止や延期する可能性はあるか。
→国や東京都が経済社会活動自粛等の宣言をした場合は市と商工会で協議する
5. 田無駅南口交通広場について
①現在の進捗状況と今後の見通しは。
→今年度新たに1件の用地取得契約を締結。早期完了を目指して丁寧に事業を進めたい
②買収が済んだ部分からはなバスの発着場所や公園など暫定的な利用を考えられないか。
→事業に影響のない範囲で検討する
6. 市道224号線改良工事と田無高校前の信号について
①自転車を車道側に誘導するためには看板等の設置も必要ではないか。
→看板等の設置により通行される方にわかりやすい工夫を検討している
②自転車利用が多い田無高校のへの指導要請は。
→登下校時に現地で生徒に指導してもらうよう依頼している
③田無高校前の信号で自転車と自動車の交錯や、渋滞発生の危険性がある。警察と協議せよ。
→工事完了後の通行状況を踏まえて協議する
7. 保谷庁舎について
①現在「保谷庁舎」は存在するのか。どの建物、あるいはエリアを指す概念なのか。
→田無第二庁舎への再配置後、保谷保健福祉総合センター・防災センターを保谷庁舎として住民サービスを継続している
②保谷庁舎の掲示には不適切なものがあるのでは。解体によりすべてなくなるように誤解している市民もいる。
→誘導のため一部「閉鎖」の標記を使用したが現在は使用していない。わかりやすい周知に努める
8. 指定喫煙所の今後について
①4月以降閉鎖が続いているが、周辺での喫煙行為を目にする。対策は。
→清掃やマナー向上を呼びかける啓発活動を実施、様々な種類の看板等を作成・掲示している
②中途半端な状態で喫煙所を残すのは良くない。これを機に廃止するのも一つの方法では。
→今後のあり方はまちの美化と安全を推進する市民会議の皆様と意見交換する等引き続き検討する
9. 学校施設適正規模・適正配置について
①基本方針(素案)では具体的な時期の明示がない。今後個別計画の中で明記されるのか。
→今後の取組内容や時期は個別施設計画の中で検討する
②ひばりヶ丘中学校跡地の活用について、早期に方向性が出ると考えてよいか。
→学校施設の個別施設計画及び公共施設等総合管理計画の中で検討する
10. GIGAスクール構想について
①タブレットを使えば直ちに授業の質が上がるわけではない。ツールの一つと考えるが、教育委員会の見解は。
→5つの基本的な考え方を柱に「西東京市GIGAスクール構想基本方針」を策定した。ICTはこれからの教育現場で不可欠なツールになっていくと認識している
②教員の負担軽減のため、ICT支援員や地域人材の活用を考えるべきではないか。
→GIGAスクール構想検討委員会等で地域人材の活用を含め負担軽減に努める