政治家への道の第一歩は、駅立ちからと言われます。
駅立ちとは、読んで字のごとく、駅前に立つこと。ときどき見かけますよね。あれを自分もやるわけです。
もちろん、強力なバックがついている(いわゆる「地盤」「看板」「カバン」がある)人であれば必要ないかもしれません。しかし、私にはそういったものはない。だから、街頭に出てまずは私の顔を知っていただく、考えを知っていただくことからスタートしなければならないのです。知り合いの議員の駅立ちに同行したことはありますが、自分がやるのはもちろん初めてです。
朝は6時前に起きて、6時30分、自転車にのぼり旗を差して出発。なんだか気恥ずかしい感じもするけれど、そんなことは言っていられません。おそるおそる、初の演説場所となる田無駅南口に行ってみると、、よかった、誰もいません。のぼりをセットし、マイクを置き、準備完了。ただ、まだ6時40分と早いので、まずは肉声でのあいさつです。
「おはようございます。行ってらっしゃい」
朝は誰もが足早。自分だって逆の立場だったらそう。自分の前を通過していく数秒の間が勝負です。いったい何をやっているんだ?という目で多くの人が見て通り過ぎていきます。
朝とはいえ、どんどんと上がってくる気温。活動はまだ始まったばかり。体力勝負になりそうです。