5月13日から17日までの4泊5日、滋賀県で行われた「新人議員のための地方自治の基本」と題された研修に参加してきました。集まったのは文字通り北海道から沖縄まで、全国各地の地方議会議員72名です。
初日は開講式やオリエンテーションで、2日目から本格的な研修が開始。地方自治制度の基本から始まり、自治体財政の講義では予算とはどういうものか、歳入歳出のどこをチェックすればいいのかを学び、自治体法務の講義では班ごとに「ごみ屋敷」を題材にして実際の条例を作成する演習が行われました。
「公」というのは「お上」や「国」を意味するのではなく、「みんな」「人々」を指す言葉であるという話、アウトプット(総延長○キロの道路ができた)ではなく、アウトカム(それにより何分の時短効果があったか)を評価しなければならないという話、議会を単なる質問の場にせず、議員同士や議員と首長、さらに住民を巻き込んだ討議の場にしていくべきという話、色々と印象に残る話がありました。
また、議会基本条例は今や標準装備になりつつあるという話がありましたが、残念ながら西東京市ではまだ装備に至っていません。議会は男女比や年齢構成の面で社会の縮図になっているだろうか?という問いにも、西東京市に限らず多くの議会が答えられていない状況です。今後の議会運営委員会の議論などを通じ、西東京市でもできることをやっていきたいと思います。
5日間という長丁場だったこともあり、多くの参加した議員と交流を持てました。FacebookやLINEなどでつながることができましたので、今後も情報交換をし、刺激にしていきたいと思います。
ちなみに、この研修の主催は公益財団法人全国市町村研修財団というところで、参加費は宿泊費や食費も含めて15600円と破格でした。参加する立場からすると、ありがたいものです。今後も興味のあるテーマがあれば、参加していきたいと思います。