9月4日の本会議で一般質問を行いました。質問したのは以下の7つです。
1. はなバスについて
2. 保谷庁舎敷地活用について
3. 市民会館跡地活用について
4. ICTを活用した庁舎間の連絡体制について
5. マイナンバーカードについて
6. 公共施設・学校における冷房の使用について
7. 郷土資料室について
動画はこちらです(スマホ・Mac非対応…)
【はなバスについて】
より利便性を上げるため、フリー降車制の一部区間への導入、等間隔ダイヤの実施を提案しました。フリー降車制については警察との協議、沿道住民の理解が必要であり慎重に検討する必要があるという答弁でした。私からは実際にフリー降車区間を設けている「代官山循環バス」に乗車した体験を紹介し、調査研究するようお願いしました。等間隔ダイヤについては、はなバス運行の改善策を検討する中で併せて検討したいとのことでした。また、「運賃及びルートの見直し」と言われるが、運賃の見直しは最終手段で、慎重に考えるべきと要望しました。
【保谷庁舎敷地活用について】
市民説明会でのアンケートで、「民間事業者からの応募がなかった場合や、望ましい敷地活用の提案がなかった場合は、市が何らかの施設を整備することも想定される」とした設問があり、フットサルコートやテニスコートにかかる費用も紹介された。あくまで仮定と強調したが、官民連携事業がうまくいかないかもしれないと予防線を張ったのではないかと問いました。これに対し、仮に市が直接整備した場合の費用対効果を分析し、官民連携事業と比較するために「せっかくの機会なので」アンケートを行った。あくまでもアンケート上の仮定であり、実際にこのような仕組みで実施することは想定していないとの答弁がありました。
【市民会館跡地活用について】
市民説明会に参加したが、後半の意見交換会に移る過程で半分の市民が帰ってしまった。市民周知の段階で会の趣旨がうまく伝わっていない面があったのではないかと指摘しました。また、今後の(事業者選定の際の)選定委員会に市民の方を入れていくと思うので、丁寧にニーズをくみ取ってほしいとお願いしました。
【ICTを活用した庁舎間の連絡体制について】
市長が記者会見で発表した「バーチャル行政窓口」は非常にいい取り組みであると思うと指摘したうえで、職員の連絡・報告にもこういった技術が使えるのではないか。保谷庁舎の職員に連絡すると「田無庁舎に行っている」という場合が多い。テレビ電話やスカイプ等、職員の庁舎間移動を減らすという視点からICTを活用できないか問いました。
【マイナンバーカードについて】
総務省からの通知で、職員と被扶養者へのマイナンバーカード取得の勧奨、令和2年4月以降の新規採用職員についても入庁前の段階からの取得勧奨をするようにと書かれている。また市民向けにはすべての来庁者への申請勧奨、地元企業や病院、自治会、商業施設等に出張した申請受付をするよう書かれているが、どう対応するのかと問いました。答弁では、職員に対し令和3年3月から実施されるマイナンバーカードの健康保険証利用について周知したこと、本人と被扶養者の取得状況を無記名で調査したことが紹介されました。私からは、取得はあくまでも任意であるという前提での対応を強く求めました。
【公共施設・学校における冷房の使用について】
暑い・寒いは職場、学校、家庭でも問題となるが、市の公共施設や学校での冷房使用は誰が判断し、運用の基準などあるのかと問いました。また姫路市役所では冷房の設定温度を25度にしたとの報道があったが、どう考えるか見解を聞きました。答弁では原則28度としつつ、高齢者や乳幼児、障がいをお持ちの方への配慮、学校においては児童生徒の体調を考慮し調整しているとのことでした。私からは、温度と湿度をしっかり管理してほしいと要望しました。
【郷土資料室について】
市の歴史を学ぶ上でも重要な施設だが来室者が伸びていないと指摘したうえで、夏の研修に参加した高校生は郷土資料室、下野谷遺跡の存在は知らなかったが、多摩六都科学館には複数回行っているとのことだったので、徒歩圏にある多摩六都科学館からの誘導を図るべきと求めました。
【番外】
1回目の壇上での質問が終わったところで、ある議員から「議事進行」がかけられました。議事進行とは、簡単に言うと「ちょっと待った!」ということです。
私の一般質問は3日目の最後で、同じ質問と答弁が繰り返されている項目があったので、7項目中2項目について「すでに質疑が行われているので、(市長答弁は省略して)後ほど自席から意見・再質問させていただきます」としたのですが、この質問の仕方について「認められていない」というものでした。私はこれまでにも市長答弁は不要という趣旨の発言は見ており、同日の別の議員の質疑でも同様の進行があったと思い、それに倣ったつもりだったのですが、「議事進行!」となり数分間本会議が中断しました。
議長から再度質問していいという許可が出たので、自席からの再質問にする予定だった質問を急遽壇上でしましたが、結局市長からはすでに聞いている前段の部分の答弁をされ、本当に聞きたい部分は担当部長からの「補足説明」でやっと触れてくれました。こちらとしては「そこだけ言ってくれればいいのに!」という感じです。
後に議長、事務局長とも話したところ、その項目についてある程度の頭出しをした上で自席からというのはあり得るが、まったく答弁はいらないというのは認められない。質問そのものを取り下げるというのならできる。といった説明がありました。私としては、一般質問も日数を重ねれば、すでに出た答弁を前提にして議論をさらに先に進めるべきと思うのですが、そういう考えではないようです。
想定外のことで議場内もざわつき、本来聞いてほしかった質問の中身に集中できなかったのは残念です。また次の機会にしっかり準備して臨みたいと思います。