平成25年度決算について市民団体が開いた勉強会に参加しました。西東京市では、このような形の「出前講座」というのを開いているのです。財政白書の冒頭には財政のイメージを家計に置き換えて考えるとした中で、「年収は約668万円・年間支出は約651万円で黒字でした」という記述があります。これは実際の決算額を1万分の1にしたものだそうですが、ここでいう「年収」の中には自主財源である市税等のほかに、国や都からの支出金、さらには市の借金に当たる市債、市の貯金である基金からの繰入金も含まれています。家計においては実家からの仕送りはともかく、借り入れや貯金の取り崩しを「年収」とは言いません。
もちろん、そもそも論として市のしくみと家計のしくみは違うといってしまえばそれまでですが、「支出よりも年収が多いので黒字です(だから心配なし?)」と言ってしまうのは本質を見えなくする気がしました。
今日の説明は駆け足だったので私もまだ理解しきれていない部分もあります。しっかりとこの白書を読み込んでいきたいと思います。