令和4年第4回定例会議決結果一覧、勇退議員による挨拶

選挙前でバタバタしており、ご報告が遅くなり申し訳ありません。先週水曜日、12月7日で第4回定例会が閉会しましたので、おなじみの議決結果一覧を掲載します。

今回、賛否が分かれたのは大きく分けて3つの案件です。

1つ目は、個人情報保護制度に関連する議案です。国によるデジタル化の推進に伴い、個人情報の保護に関する法律が一部改正され、個人情報保護制度が国により統一化され、全国共通ルールで運用されることになりました。それに伴い、いくつかの条例制定、改正が行われました。

多くの点では、現行の制度を移行したり、現行と同様の規定が設けられるという内容でしたが、オンライン結合の禁止規定を削除するなど、現行条例からの変更点については疑念の声が出ました。反対討論の中では、「市民の基本的人権を擁護する条例から、企業の利益のために自治体の情報を提供するものに変質している」「個人情報漏洩の不安が高まる」「目的外利用、外部提供が安易になされる危険がある」「国に従わなければ法違反というのは地方分権に逆行する」「個人情報保護法の改正そのものに反対してきた。それを根拠とする条例改正には賛成できない」といった意見が示されました。

なお、私は市民サービスの向上や災害時の迅速な対応などデジタル化の進展が社会に求められていることに鑑みて賛成しましたが、セキュリティ対策や、今後の運用については注視する必要があると考えます。

2つ目は、柳泉園組合のコンサルティング業務委託に関する事実の調査と説明を求める請願です。契約で作成が義務付けられている「発注図書」の存在が確認されなかった、ずさんな契約と支払いだという内容です。委員会審査では、発注図書という名称の文書はないが、それに代わるものとして「要求水準書」がその役割を果たしている、それは裁判でも認められているという意見が出ました。

今回の請願審査で大きな問題だったのは、請願の紹介議員となった森てるお議員が委員会への出席、発言を求めていたにも関わらず、認められなかったことです。見解が分かれる問題について、執行部側の意見のみを聞くのではなく、請願者の意図をくんだ紹介議員からも意見を聞く必要はあったのではないかと思います。この点、大変残念です。

3つ目は、西東京市役所の業務改善に関する陳情です。西東京市で発生した事務処理誤りに関する市議会の議論を聞いた市民から、IT技術の活用や、若い人たちのプロジェクトチームでの検討を求めるという内容の陳情でした。

私も、IT技術の活用や、若い職員の発想を生かすことは必要だと考えており、この点は陳情者と一致します。しかし、陳情書に出てくる「読み合わせの強要」といった表現など、いくつかの点で実情と違う部分もあると感じたため、賛成することはできませんでした。

本会議の最後には、今期で勇退する議員による挨拶が以下の順番でありました。
藤岡 智明 議員
小幡 勝己 議員
森 てるお 議員
保谷 清子 議員
遠藤 源太郎 議員

各議員の議場での最後のメッセージは、動画でも見ることができます。各議員の個性、人柄が表れて面白いです。興味のある方はご覧ください。

リンク:西東京市議会インターネット中継 ※開催日から選ぶ>12月7日 をご覧ください

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