西東京市の庁舎統合は25年後?

5月24日に開催された市議会の全員協議会(行政側から重要案件等の説明を受けるために開かれます)で、令和30(2048)年度を目途に庁舎統合を実現するとの案が示されました。

冒頭で市長から、学校施設の更新を優先し、庁舎は可能な限り延伸するとの基本的な考えが示され、試算の結果、令和30年度まで使用した場合が、1年当たりの設備改修費用が最も低廉になるとの説明がありました。最終決定は7月です。

ただ、これまで庁舎統合が必要だとする理由として挙げてきた、職員の重複配置や連絡バスなど2庁舎体制のコストは全く加味されていません。当然、2庁舎体制を続ければ続けるほどこのコストはかかり続けます。

他にも、耐力度調査の結果により、今後期待できる使用年数が20年未満とされた保谷東分庁舎について、令和30年度まで使用できるのかを確認するとのことですが、その結果によっては新たな費用が発生する可能性があるなど、突っ込みどころが多々あります。

全員協議会の場では時間の都合もあり、説明に対する確認程度の質疑しかできなかったので、続きは6月6日に予定されている一般質問の中で取り上げます。

また、この件については今日からパブリックコメントが実施されており、市民から意見を提出することができます。6/16~6/24にかけては市内各所で説明会も開催されます。詳細資料をご確認いただき、ご意見のある方はぜひご提出ください。

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