補正予算3号が委員会通過 プレミアム応援カードや非課税世帯への給付金等

6月13日、14日の2日間予算特別委員会が開催され、補正予算第3号の審査が行われました。委員会は賛成多数で通過し、20日の本会議で可決されれば成立します。

主な内容としては、以下のものです。
・プレミアム応援カードの高齢者への給付、一般向け販売、若者向け販売
・住民税均等割非課税世帯等への給付金給付
・国や市の子育て世帯生活支援特別給付金の対象とならない世帯への給付金給付
・大学生等の生活支援、学びの機会の継続を目的とした給付金給付
・新型コロナウイルスワクチンの秋開始接種の体制確保
・帯状疱疹ワクチン任意予防接種への助成
・省エネ家電助成事業の件数拡充
市長記者会見資料にいくつかの事業の詳細が掲載されていますので参考にしてください。

私も質問に立ち、主に以下の2点を質問しました。

①今回の補正で9億8500万円の財政調整基金(市の貯金)を繰り入れ、当初予算編成段階で30億3100万円だった年度末の見込み残高がほぼ半減してしまった。今後も事業者支援などで財政調整基金を使う場面も考えられるが、財政当局はどのような認識か。

②高齢者向けのプレミアム応援カードの配布について、昨年度は「フレイル予防事業」と位置づけ、連動したイベント等も行っていたが、今回は総務費の一般管理費となり、説明資料にもフレイル予防の文字は出てこない。目的は変わってしまったのか。

①については、財政課長から、新たな行政需要や災害等への対応のため基金残高の回復に努めていく必要性が述べられ、9月補正で一定の残高の回復が見込まれていること、一つの目安として9月補正段階で1桁(10億円未満)になったことはないとの答弁がありました。また、その後の同僚議員への答弁で「10億を是としているわけではない」という認識も示されました。
必要な場面で基金を取り崩してでも事業を実施することは必要ですが、そのペースが速いように感じられたのでこのような質問をしました。引き続き、いつやってくるかわからない震災等の不測の事態に財政的にも対応できるような備えをお願いしたいと思います。

②については、高齢者支援課長から、今回の目的はあくまで生活支援であることが述べられました。昨年度の審査の際、単なるバラマキにならないようにと強く申し上げたこともあり、今回「フレイル予防」という文字が消えてしまったのは非常に残念ですが、カード送付の際の案内等でフレイル予防の視点も踏まえた内容を検討していただけるとのことだったので、多少は胸をなでおろしました。

プレミアム応援カードの関係では、昨年9月の決算特別委員会で「参加店舗をGoogleマップのような地図アプリで見られるようにすべき」と要望していたのですが、「今年度は対応を図る予定」と答弁いただきました。これは前進です。ありがとうございます。今後も市民が使いやすい事業になるよう提案をしていきます。

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