決算特別委員会の質疑から

決算特別委員会は前年度(今回だと平成30年度)に西東京市で行われた事業について、問題がなかったかどうかを審査する委員会です。9月20日・24日・25日・26日の4日間かけて行われました。私は合計20項目の質問をしましたが、その一部をご紹介します。なお、答弁はその場での聞き書きですので、正確でない可能性もあることはご承知おきください。また、今後こんな内容を聞いてほしい、といったご要望もありましたらぜひお知らせください。

○市民会館使用料の減少理由
質問:平成30年度の使用料収入が前年までと比べて大きく減ったのはなぜか。
答弁:先の予約の分も当年度の収入として計上していたが、3月末に閉館したため4月以降の使用料が入ってこなかった。
質問:閉館を見越した予算計上ができなかったのか。
答弁:閉館が決まったのが平成30年3月のため、予算編成には間に合わなかった。

○職員提案制度について
質問:採点基準や審査員はどうなっているのか。
答弁:費用対効果や実現可能性など4つの基準がある。審査員は副市長をトップに、総務部長、企画部長、企画政策課長、財政課長。
質問:資料「職員提案制度結果一覧」を見ると、不採用となったものの中にもいい内容のものがあるのではないか。
答弁:採否通知とともに審査員の意見、改善点を付して返しており、再提案も可能である。担当課にもフィードバックしている。

○期日前投票の時間は延ばせるのか
質問:午前8時半から午後8時となっているが、この時間を繰り下げることは可能か。
答弁:2時間の範囲内であれば可能である。
意見:仕事帰り、学校帰りなど午後8時では間に合わないこともある。最後の2日間(金・土)だけでも、延長の検討を。

○スズメバチの巣撤去費用の対象拡大を
質問:資料によると平成28年度はスズメバチの巣以外含むとなっている。何が含まれていたのか。
答弁:多くはアシナガバチであった。件数が増加したため、危害が及ぶスズメバチのみに見直した。
質問:不用額(予算計上したが使われなかった分)も出ている。高齢者等自力での撤去ができない人もいるので、要件を定めた上で範囲の拡大を。
答弁:他市の状況や市民意見を基に検討する。

○ひばりヶ丘駅周辺での美化・喫煙マナー推進事業の効果
質問:平成30年9月にひばりヶ丘駅周辺を「防止地区」に定めたが、ポイ捨ての状況は変化したか。
答弁:防止地区指定後もタバコのポイ捨ては増傾向にある。
質問:事業の効果が出ていない。これからどうしていくのか。
答弁:マナー向上の啓発に取り組む。ポイ捨ての量は月によるばらつきもあり、防止地区指定の影響なのかどうかはわからない。
意見:受動喫煙、ポイ捨てをなくすことが目標だ。しっかりと分析してほしい。

○はなバスの今後
質問:利用状況に合わせた運行本数の適正化を検討とあるが、これは減便ということなのか。
答弁:まずは経費削減を視点に検討したい。
質問:課題とされている区間は今でも1時間に1本程度。さらなる減便は逆効果である。タクシーによる移動支援など、他の手段も含めて検討すべき。

○道路維持管理に市民からの通報システムを 
質問:道路補修は市の道路パトロールと市民からの問い合わせとどちらによるものが多いのか。
答弁:割合については把握していない。
質問:LINEを使った通報システムなど他市の事例がある。西東京市でも検討しては。
答弁:調査研究する。

○市道等の緊急除雪を要請する基準
質問:市道等緊急除雪委託料はずっと同額(28万円)の決算額となっている。過去の議事録を見ると西東京市建災防協会との契約で、待機準備のための損害賠償保険費用であり、実際に要請したことはないと聞いている。この状態がいつから続いているのか。
答弁:平成13年に予算計上して以来である。
質問:これまでにも大雪であっても要請してこなかった。基準を作れという声もあったが、基準はできたのか。
答弁:はなバスの運行に支障を来すくらいの大雪の場合に要請する。
質問:これまでにもはなバスが運行できなかったことはあるはずだ。
答弁:平成30年の大雪の際、はなバスの一部が運行停止したが、職員で対応できるという判断をした。しかし、この際の反省があり、その後建災防協会と改めて覚書を交わした。
意見:今後も大雪の可能性はある。適切な運用をしていただきたい。

○街路灯LED化の効果
質問:その効果は光熱水費の「電気代」というところに現れると見てよいのか。
答弁:その通りである。
質問:平成29年度との比較ではむしろ増えている。下げ止まりなのか。
答弁:事業を始める前の平成26年度との比較では下がっている。ここ1、2年は原油の高騰がある。他に維持管理費やCO2の削減にも寄与している。

○田無小学校校庭からの銃器類の発見
質問:地中障害物の撤去は見つかってすぐ(7月)に行われているが、その後の地中調査については10月になってしまったのはなぜか。
答弁:どこの業者にするのか、見積を取るのに時間がかかってしまった。
意見:安全性の確認という意味があった。その間も児童等が校庭を使っており、早く行うべきだった。

○スマホ用アプリ「VR下野谷縄文ミュージアム」の活用
質問:現在無料ダウンロードできるようになっているが、これまでの実績は。また委託料の中身は。
答弁:4307件のダウンロードがある。サーバー費用や、タブレットのメンテナンスに充てている。
質問:ホームページ以外にどこで周知しているのか、現地(下野谷遺跡公園)では案内しているのか。
答弁:パンフレット、チラシ等にQRコードを載せている。現地での案内はない。
意見:現地にあってこそのアプリではないか。看板一つ立てるだけ。是非お願いしたい。

Twitterでも発信中!

Facebookでも発信中!

PAGE TOP