災害に備える

10月12日から13日にかけて本州を縦断した台風19号は各地に被害をもたらしました。西東京市でも自主避難所・避難所あわせて10か所が開設され、184名が利用しました。また、人的被害・建物被害はなかったものの、床下浸水3件、道路冠水7件が発生、各公共施設でも雨漏り等が発生しました。

それから1週間というタイミングで、災害に関連した2つの企画に参加しました。

19日の土曜日に行われたのは碧山小、東小、保谷中、明保中の4校合同で行われた避難所開設訓練。他にもイベントが重なってしまい、私自身は途中参加となってしまいましたが、まず受付をするところから本番を想定した形で実施されました。スタッフ含めて200名ほどが集まったとのこと。このような企画は、定期的に、そして市内のすべての地域で行っていく必要があると強く感じました。

そして今日(21日)は田無手をつなぐ親の会が主催した「大災害時に、障がい者、家族を守るために」と題された講演会。タイトルには「障がい者」と入っていましたが、障がいの有無に関係なく非常に聞いてためになるお話でした。今後30年間で首都直下クラスの地震が来る確率は70%、南海トラフは70~80%、それに対して宝くじで100万円以上当たる確率は0.7%。宝くじで一攫千金もいいけどその前によほど確率の高い災害に備えて水・食糧の備蓄、家具の固定を!という話はまさにその通りですね。講演をした鍵屋氏の出身が秋田県の男鹿とのことで、ナマハゲは主に消防団員が務めていて、各家庭の要支援者を把握しており、災害ボランティアの役割も果たしているのだという話は目から鱗でした。

また、議員という立場では、1つの自治体で支えようとせず複数自治体で協力することや、ブロック塀の緊急安全点検はいいけれども、校内の危険(本棚など)はないかという視点は重要な指摘だと感じました。

講演会の最後には市の危機管理室から今回の台風対応についての報告もあり、自主避難所の開設時期や数について課題もあったという認識が示されました。質疑では自主避難所が開設されたことを知らない市民も多く、広報・周知が十分ではなかったのではないかという指摘も出ました。これらは今後機会をとらえて議会の場でも取り上げていきたいと思います。

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