一部事務組合「多摩北部都市広域行政圏協議会」とは何ぞや?

多摩北部都市広域行政圏協議会の令和3年度第1回審議会という、大変長い名前の会議に出席してきました。多摩北部都市広域行政圏とは小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の5市で形成されていて、文化事業や図書館の相互利用等のサービスを提供しています。市の事務の一部を単独ではなく組合を作って行うことから「一部事務組合」と呼ばれるものです。審議会とは構成する5市から2名ずつの議員が選ばれる「議会」のようなもので、今年度はじめて委員になりました。

議題は、①審議会会長、副会長の選出について②令和2年度歳入歳出決算について、の2つ。この他、令和2年度事業報告書についてなど4件の報告事項がありました。

歳入歳出決算について、以下のような質疑を行いました。

問:会計年度任用職員の雇用により前年度より事務費が増えているとの説明だったが、雇用する期間や日数も増えているのか。
答:令和元年度は8ヶ月だったところ、令和2年度は10ヶ月雇用した。広域行政圏計画策定の最終年度だったためである。
問:令和3年度は会計年度任用職員の雇用予定はどうなっているのか。
答:計画策定を終えたことから、予定していない。

問:協議会ニュースの印刷・折り込み費用に関連して、同じ新聞折り込みでの配布とされているが、発行部数がおよそ2万部減っているのはなぜか。
答:新聞購読者数の減によるものである。

その他、報告事項の多摩六都フェアの日程等に関連して以下の質疑をしました。

問:こだいら合唱団演奏会は飛沫感染のリスクから中止を決定したが、他の事業は可能な限り実施予定との説明だった。ヤング・ダンスフェスティバル、ヤングライブフェスティバル等は飛沫感染のリスクはないのか。また対応策等を考えているのであれば示してほしい。
答:ヤング・ダンスは、昨年度2月に開催を2日に分け関係者のみで実施予定としていたが、1月に緊急事態宣言が出て高校の部活動が中止になったことから中止した。今年度もヤングライブと共に2月の開催予定であるため、今のところはやる方向である。
意見:判断する時期はまだ先だということがわかった。続けて中止になるのでは発表の場が失われるので、開催できることを願う。

また、私以外の委員の質問では、図書の相互利用について、取り寄せて借りた場合は返却もしてくれるのだが、取り寄せる時間が待てずに該当の館まで借りに行ってしまうと、返却時もその館まで持っていかなければならないのは不便だという指摘があり、検討するとのことでした。

ところで、事前に令和2年度決算が議題になることがわかっていたので、前年度(令和元年度)の決算書と過去の議事録が見たいと事務局に申し出たら、なんと公開しているものがないと言われてしまいました。前年度の決算書については「上司に確認の上」OKが出て(当たり前)入手できたものの、議事録については口頭で「前年度はこういう質問がありました」と教えてくれるのみでした。

一部事務組合というただでさえ知られておらず、市民の目に触れにくい組織です。もっと透明度を高めないといけないと思います。

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