夏の高校生インターンはオンラインとの「ハイブリッド」で

7月下旬から8月中旬にかけて、4回目の高校生インターンを受け入れました。春に続いて2名の受け入れだったのですが、日程の都合上お一人ずつ別々の日程を3日間、計6日間の受け入れとなりました。生徒同士で話し合ったりしてもらう時間が取れなかったのは残念ですが、それぞれの生徒の希望や関心に沿ってプログラムを組めたこと、またコロナ禍という点も踏まえると1人ずつなのはよかったかもしれません。

共通して行ったのは議場見学、市役所の各課を訪問しての業務内容紹介です。市役所と一口に言っても多くの部署に分かれていて、様々な面から市民生活を支えていることを知ってもらえたのではないかと思います。

お一人目の生徒さんは、生活困窮者への支援とSDGsに関する取り組みについて関心があるとのことだったので、所管する地域共生課、環境保全課で特に時間を取って説明をしていただきました。生活困窮者支援に関してはそもそも制度を知らない人への周知についてや、就労支援といっても働く気のない人もいるのではなどの質問があり、年2回のホームレス調査を行っていること、伴走型で丁寧な支援を続けているといった説明がありました。環境保全課では西東京市の「COOL CHOICE 宣言」について説明を受け、公共施設では取り組めるが、家庭に意識を広めていくのは大変なのでは?といった質問をしていました。

お二人目の生徒さんは、カウンセラーの仕事や心理系に興味があるとのことで、子ども相談室ほっとルームと、不登校ひきこもり相談室Nicomo(ニコモ)ルームの見学に伺いました。対応していただいた職員に「やりがいは何ですか」など熱心に質問していました。将来を考える参考になったようなら嬉しいです。

期間中、日に日に新型コロナウイルスの感染状況が悪化したこともあり、できることなら市内の飲食店巡りなどもしたかったところ、各自で用意、または弁当を購入して黙食することにしました。食事の時間は雑談を通してコミュニケーションが図れる機会なのですが、今回ばかりは感染対策を優先しました。

また、対面のやり取りだけなくオンラインでの研修も取り入れました。生徒からの要望を受け、LGBTQとその支援者の地域団体である「レインボーコミュニティ西東京」のメンバーとのオンライン交流会を実施。LGBTとLGBTQは何が違うの?といった話から始まり、相手を「尊重する」とは?といった突っ込んだ話にもなり盛り上がりました。私からは、学校のトイレや制服、選挙の際の投票所での名前の読み上げ、各種届出書類の性別欄など、行政としてLGBTQの視点で取り組めることの例を紹介しました。

お二人目の生徒さんに最終日に感想を聞いたところ、「市の職員さんは皆で市を盛り上げようとしている。市役所に勤めるのもいいかな」「市議会議員は市民と行政との間に立って、両者を仲介できる人」など、言わせたのかと思うくらいの答えを言ってくれました。

今後とも、春・夏の休み期間に限らず、1日からインターン生を受け入れていきますので、関心のある方はご連絡ください。

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