碧山小・明保中の給食調理業務、2学期再開へ

今日は6月議会の最終日。会期中に審査した議案や陳情などの採決が行われました。各議案の採決結果等は後日まとめますが、今日可決された補正予算に盛り込まれた内容の一つ、碧山小・明保中の給食調理業務の再開についてご報告します。

事の発端は、昨年の10月に2度の異物混入事故が発生したことです。これを理由に、碧山小学校と明保中学校の給食調理委託事業者が契約を辞退し、代わりの業者を見つけられなかったため、4月から外注弁当による対応が続いていました(写真は保護者説明会で示されたもので、実際に碧山小・明保中で提供されたものとは異なります)。

外注弁当の利用率は碧山小学校では約9割、明保中学校では4分の3程度でした。おかわり用の弁当も用意していたそうですが、育ち盛りの中学生にとっては物足りないと感じられたため、家庭弁当持参を選ぶケースが多かったようです。外注弁当に対してはおいしいという好意的な評価の一方で、おかずは一定の温度に冷まして配送しなければならず、学校で調理した温かい給食とは違うものでした。

この程、受託先が見つかり、2学期から調理業務が再開される見通しとなりました。渋谷区や豊島区で給食調理業務の実績があり、大手企業の社食等も手がける会社だとのこと。予算特別委員会の審査では、当初予算より委託料は上がるが、他の調理校との比較で特段高くはないといったやり取りがありました。

ひとつ気になったのは、先方が実際に碧山小の給食室を見学した上で、設備の更新を検討してほしいとの要望があったという点です。来年度には空調設備の工事があるので、その点は安堵していたそうですが、その他は実際に使いながら調整していくとのことです。子どもたちに実際に給食を提供する前に調理のリハーサルをして、すぐにできる改善はしてほしいと要望しました。

子どもたちに安全安心でおいしい給食を安定的に提供できる体制に向けて、他の学校の調理を担当する事業者の皆さんとも協議を密にして、空調設置など調理室の環境改善を進めていただくよう引き続き求めていきます。

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