6月3日に一般質問を行い、市長、教育長に質問しましたので報告します。
エアコンのない高齢者世帯等への購入助成についての質問では、「注視します」を繰り返す市長や部長に苦言を呈しました。「注視」や「調査研究」というお役所用語を何年も繰り返して結局何も進まないのは、市民に対して誠実な態度とは言えないなと思います。
はなバスの一部路線が運転士不足で減便となっている件は地域にとって大きな課題です。各バス停に募集広告を掲示する他、市報で子ども記者によるはなバスの特集記事を掲載し、運転士の魅力向上につなげるとのことです。
【動画が公開されました】
0.冒頭所見
0分46秒~
1.熱中症対策について
(1) エアコンのない世帯
質問:2分38秒~ 市長答弁:15分32秒~ 部長答弁:27分06秒~ 再質問/意見:29分48秒~
(2) 校外学習、修学旅行等
質問:6分23秒~ 教育長答弁:22分30秒~ 再質問/意見:36分17秒~
2.資格確認書の送付について
質問:8分20秒~ 市長答弁:16分54秒~ 部長答弁:27分33秒~ 再質問/意見:40分25秒~
3.ホームドアについて
質問:10分19秒~ 市長答弁:18分10秒~ 意見:43分52秒~
4.はなバス減便について
質問:11分47秒~ 市長答弁:19分54秒~ 部長答弁:28分17秒~ 再質問/意見:44分27秒~
5.放射第7号線と福泉寺通りとの交差点について
質問:13分20秒~ 市長答弁:21分05秒~ 意見:46分14秒~
6.学校における不審者対策について
質問:13分54秒~ 教育長答弁:24分36秒~ 再質問/意見:46分30秒~
リンク:西東京市議会インターネット中継
①熱中症対策(エアコンのない世帯)
Q:エアコンのない生活保護世帯の最新の数字は。
A:令和7年3月末現在の速報値で、70歳以上の世帯が16世帯、それ以外の世帯が19世帯。
Q:生活保護世帯に限らず、高齢者世帯でのエアコン設置状況を把握しているか。
A:水分補給やエアコンの適切な使用について呼びかけをしているが、エアコン設置状況の把握はしていない。
Q:物価高騰が続き、生活状況が厳しくなっている。エアコン購入費用の助成制度を検討すべき。
A:生活に困窮された方が生活サポート相談窓口にご相談においでの際には、困窮の状況と並行して、熱中症対策等も含む生活環境におけるお困りごともお聞きしながら、その方に必要な支援や助言を行い、可能な範囲で対応する。国や東京都の動向や、他自治体の状況について引き続き注視する。
Q:注視はもう十分してきたはずだ。注視をしている間に体調を崩したり、命に関わることがあっては困る。助成制度導入に至らないのはなぜか。
A:近年、生活に困窮された方からエアコンの設置についての相談はない。国や東京都の動向や、他自治体の状況を引き続き注視する。
意見:私の話を聞いていたか。同じやり取りだ。相談がないとのことだが、では他自治体はなぜやっているのか。研究してほしい。
①熱中症対策(校外学習、修学旅行等)
Q:具体的にどのような対策をしているか。
A:水分補給の時間を定期的に確保したり、帽子を被らせる等の直射日光を防いだりするなどが挙げられる。
Q:大阪・関西万博の会場における熱中症を心配する声がある。中学校2校が訪れる予定とのことだが、具体的な時期は。
A:中学校2校が、9月中旬と10月初旬に大阪・関西万博の見学を行う予定。
Q:閉幕が近づいて混雑する可能性もある。万博会場ではどのように行動するのか。特定のパビリオンを優先的に見学できるのか。
A:班単位での行動が基本。学校単位で行う事前予約や一般の来場者と同様の事前予約を活用するとともに、当日予約で見学できるパビリオンと予約なしでも見学できるパビリオンを併用しながら見学先を決定すると伺っている。
意見:万博に行くなというつもりはない。私自身も行って非常によかったし、生徒にとっても学べるものがあると思う。行ってよかったなと思う修学旅行になるようにしてほしい。
②資格確認書の送付
Q:マイナ保険証の保有率、利用率について最新の数字は。
A:国民健康保険におけるマイナ保険証の保有状況は、令和7年3月現在、21,207件・保有率58.62%、利用率は34.14%。
Q:医療現場でのマイナ保険証に関わる不具合の発生状況を把握しているか。
A:顔認証がうまくできなかったという内容が1、2件、医療機関から担当課の窓口へ問い合わせがあった。
Q:渋谷区と世田谷区が、マイナ保険証の有無にかかわらず、国民健康保険の加入者全員に資格確認書を交付する方針を決めた。本市において検討するつもりはないか。
A:国民健康保険法の規定により、マイナ保険証を保有していない方に交付することとなっている。その規定に従い対応する。
意見:不具合の発生状況について、私の聞いた肌感とは差がある。資格確認書や資格情報のお知らせについて、送付の際にできる限りわかりやすく書いてほしい。
③ホームドア
Q:保谷駅の現在の進捗状況と、整備完了予定は。
A:ホームドア機器の発注や各ホームの補強工事等を行っており、令和8年3月までの供用開始を予定している。
Q:新たに田無駅が選定された理由、具体的な整備時期は。
A:駅周辺に田無特別支援学校、西東京市役所田無庁舎ほか、各種公共施設が立地していること、運行本数が多く、ホーム下への転落等が発生すると輸送障害の規模が大きくなることなどが挙げられている。
Q:他の駅への整備について。
A:引き続き西武鉄道と協議していく。
④はなバス減便
Q:はなバス第4北・第4南ルートが乗務員不足を理由に減便された。減便決定の経緯は。
A:本年4月に乗務員不足を要因として実施する旨の要請を受けた。その後、市と運行事業者との間で、減便の実施時期、周知方法、運行内容等について調整を図り、4月下旬に実施の方針を定め、4月28日に地域公共交通会議にて報告。市報等で市民に周知した。
Q:お知らせには、バス事業者と西東京市がともに協力し、減便を解消できるよう乗務員不足解消に向けて鋭意努力する旨の記載がある。具体的に本市が「鋭意努力」する内容とは何か。
A:各バス停へ市ホームページ内に作成した運転士募集ページへアクセスできる募集広告を掲示した。今後は、運転士といった職種そのものの魅力の向上につながる取組を行っていきたい。
Q:具体的にどんな取組を考えているか。
A:地域公共交通会議で意見を伺いながら検討するが、直近では広報西東京に子ども記者による特集記事の掲載を検討している。
⑤放射第7号線と福泉寺通りとの交差点
Q:3月議会で危険性を指摘した。その後実施された緊急的な対策の内容は。
A:一時停止の看板等の追加、ポストコーン等による交差点の縮小化による車両の速度抑制、交差点内のカラー舗装といった対策が講じられたと認識。
Q:交通開放後の事故発生状況について把握している内容は。
A:複数件あったと田無警察署から伺っている。
Q:令和7年度中に信号機が設置されると聞いたが。
A:早期の設置に向けて取り組んでいると伺っている。
⑥学校における不審者対策
Q:小中学校における校門の施錠の状況、来訪者の対応は。
A:児童・生徒の登校時間外での登校、保護者や学校関連業者の来校時に、その都度開錠しなければならないため、常に施錠することは難しい。来訪者は受付で名前を記入し、来校者カードを付けて校内に入る等の対応をしている。
Q:各学校での対応マニュアルの整備、訓練の実施状況は。
A:全校が不審者対応マニュアルを作成するとともに、児童・生徒を避難させる訓練や、教室内でのバリケードの作り方等、実際の侵入事例を想定したシミュレーション等を含んだ訓練を行っている。
Q:市は学校を核としたまちづくりを進めている。立川市の事件を受けて学校複合化の考え方に影響はあるか。子どもたちの安全をどう確保していくか。
A:複合化にあたっては児童・生徒の安全確保が最も重要。各施設の動線計画やセキュリティ対策をしっかりと講じた上で実施していく必要がある。