清瀬市の新庁舎・議場を視察

10月28日、清瀬市の新庁舎・議場を議会運営委員会メンバーと共に視察しました。市制施行50周年の年に開庁した新庁舎は、「安全安心な庁舎づくり」「使いやすい効率的な庁舎づくり」「誇りと愛着を持てる庁舎づくり」という3つの基本理念に基づいているそうです。

まずは議場から見学。議場と委員会室とを隔てる壁を可動式とし、大人数の委員会などでは一体的な利用を可能としたことが大きな特徴です。また、傍聴席にはロビーからスロープを使って車いすの方でも簡単にアクセスでき、子どもを遊ばせながら傍聴できる「親子傍聴席」も設けられています。電子表決システムや、発言者によって上下にスライドさせられる演壇なども見せていただきました。

議場や委員会室はじゅうたん敷になっており、災害時などは市民に開放することを考えているとのことですが、日頃から議会以外の目的でも市民が使える場所にできればさらにいいなと思いました。

議場前のロビーは富士山が望める展望ロビーにもなっており、誰でも自由に入ることができます。加えて印象的だったのはアロマの香りで非常にリラックスできる空間となっていたこと。これは大掛かりな改修をせずとも実現できそうです。

庁舎の見学では、柱が少なく見通しの良い窓口フロア、地下の免震構造、屋上で行われている養蜂の様子などを見せていただきました。たまたま、視察中に茨城県を震源とする最大震度4の地震があったのですが、免震構造のおかげか、まったく揺れを感じませんでした。屋上には災害時の応急発電装置があり、地下に貯蔵した8000リットルの軽油を使って、3日間の電力を賄うことができるそうです。

全体としては、奇をてらわないコンパクトで機能的なつくりだと感じました。西東京市で新しい庁舎をつくるタイミングはまだ先になりそうですが、庁舎に限らず今後の施設づくりの参考にしていきたいと思います。

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