3月14日から始まった予算特別委員会。一般会計予算の範囲は膨大なため、第1区分と呼ばれる前半と、第2区分と呼ばれる後半に分けて審査が行われ、前半後半それぞれで質問の機会があります。委員会はまだ続いていますが、私の質問は終わったのでいくつかピックアップしてご報告します。なお、その場でのメモと記憶をもとに作成しているので、正確な議事録とは異なります。
■若者支援
Q:令和3年度行われた学生応援特別給付金が4年度はない。若者支援という視点で目に見える事業がないように思う。また今年度実施した大学生等への食料支援の取組を行う予定はあるか。
A:小中高生には図書カードを贈る。食料支援についてはコロナの状況を見て必要な支援があれば実施する。
■「西東京市長 池沢たかし」名のSNS
Q:初登庁しましたという投稿を最後に止まっている。今後どうしていくのか。
A:そのままになっているので、今後整理したい。
意見:近隣市長の多くが個人アカウントを持ち、生の言葉を発信している。池澤市長にもやってほしい。
■選挙啓発
Q:選挙啓発のための講演会。ここ3年は実施できておらず、直近の平成31年2月は「瞽女(ごぜ)の唄が聞こえる」というテーマ。これ自体は大切な話だと思うが、選挙啓発にどう結び付いたのか。
A:多くの方に話を聞いていただきたいという思いで企画。選挙そのものでないテーマでも、会の中で選挙の意義についての話をしている。
意見:もっと投票率の低い20代、30代をターゲットにした企画を検討すべき。
■心身障害者自動車燃料費助成事業
Q:以前、電気自動車を対象に加えてほしいという陳情があったが現状は。
A:ガソリン及び軽油が対象である。
Q:ゼロカーボンシティガイドラインでは「環境に配慮した自動車の普及」をうたっている。環境配慮車に買い替えると助成が受けられないのでは市の方向性と整合しない。
A:制度は適宜見直していく必要がある。今後検討する。
■敬老金贈呈事業
Q:敬老祝金が100歳のみで88歳がなくなり、代わりに記念品配付等委託料が計上された。詳細や変更の意図は。
A:88歳を対象にカタログギフトを贈る。今後の人口増加の中、継続実施することを考えて変更した。
意見:目的は長寿のお祝い。以前に必ずしも現金である必要はないと質疑したこともあり、今回の変更は否定しない。
■高齢者応援カード(電子商品券)の配布
Q:フレイル予防としての5000円商品券の配布。どのように趣旨を伝えるか。電子商品券ということで使い方は難しいと感じられないか。
A:市報、ホームページ、チラシ・ポスター等で効果的に使えるよう周知する。包括支援センターやケアマネジャーにも協力してもらう。
■市内消費喚起事業等
Q:令和3年度からの主な変更点・改善点は。
A:キャッシュレス決済の業者を3社に拡大。プレミアム応援券は電子商品券とすることで1円単位で決済でき感染対策にもなる。
Q:商工会以外の委託先は考えられないのか。
A:ノウハウのある商工会にお願いする。
意見:一時的な効果があっても継続的な市内経済の振興にはつながらない。今後のあり方は検討を。
■はなバス
Q:外出自粛で利用者が減り、目標とする収支率との差が開いている。このままいけば減便・廃止が避けられない。一方、ゼロカーボンシティガイドラインには公共交通機関の充実が掲げられている。今後の考え方に影響するか。
A:令和4年度に乗降調査を行い利用動向やニーズを調べる。ゼロカーボンシティの考え方もあわせて検討していく。
意見:公共交通の維持は単純な数字だけで判断すべきではない。
■シェアサイクル
Q:西東京市の市域はそこまで広くなく比較的平坦。市内の地域資源を回るにも歩きでは若干遠いところもある。シェアサイクルについてどう考えるか。
A:市内には2か所のポートが設置されている。現状の利用状況の聞き取りなどを行い今後検討していく。
■通学路の安全対策
Q:3月3日の一般質問で、令和2年度・3年度と同じところが通学路安全点検の点検箇所に上がっているのは問題と指摘、市長から「子どもたちの命を最優先にしっかりと安全対策を取っていきたい」と答弁があった。担当課として取り組んでもらえるか。
A:関係各課と調整して早期に行う。
意見:命が最優先だ。何度も指摘された場所が万が一のことがあれば市はどう責任を取るのか、ということになる。
■田無駅南口買収済用地の活用
Q:今後用地買収が進む。以前、買収済の用地に緑やベンチなどを置く暫定的な活用ができないかと提案したが、その後の検討は。
A:現在は未定。今後の買収状況により検討していく。
■防災行政無線の戸別受信機
Q:申請書を受理したが貸与できていない件数が400件強。いつ終わるか。
A:3月末までに終了予定。
Q:それでも1万台購入したうち8千数百台が残る計算。対象を拡大するなどしないのか。
A:今後拡大する。健康福祉部の協力を得るほか、石神井川と白子川流域の住民も対象とする。
■18歳成人への対応
Q:今後は20歳での式になるが名称は成人式のままなのか。内容はどうするのか。
A:社会教育委員の意見を聞いて決めていく。
Q:18歳になった2学年後に式があるということになる。18歳になった市民にメッセージカードを贈るなどの取組を考えては。
A:他自治体の動向を踏まえて検討する。