決算特別委員会は本日9月29日の午後8時前に5日間の日程を終了して閉会しました。一般会計及び特別会計の決算はすべて「認定」という結果になりましたが、もちろん100%問題がなかったということではありません。課題は色々あります。そのあたりは最終日10月3日の本会議での討論で触れたいと思います。
ここでは、限られた時間の中で行った私の質問をご紹介します。
○一連の庁舎の暫定方策に要した費用
保谷庁舎の解体工事が終わり、田無第二庁舎への移転など庁舎統合の「暫定方策」として行われていた事業が一段落しました。平成28年12月の段階で15億7000万円としていた費用は、結局いくらかかったのかと質問。これまでに約17億円程度との答弁でした。これまでの経過も含めて市民へのわかりやすい説明を求めました。
○PR親善大使の活動、HPでのイベントの発信
西東京市の魅力を発信するPR親善大使の活動、令和3年度から4年度にかけてコロナで中止されていたイベントの再開等で活躍の場が増えたことが確認できました。イベント情報の発信については、市のHPに「イベント一覧」「カレンダーで見る」というページがありますが、市が主催するイベントでも載っていないものがあったり、すでに終わっているイベントが延々と載っているなど、整理が必要だと指摘しました。
○総合計画策定支援委託の使途
市の最上位計画である総合計画の策定支援委託として、コンサルティング会社に昨年度は1210万円を支払い、今年度も1139万円を予算計上しています。令和4年度は他にも様々な計画策定支援のため、委託料として1億円以上を支払っています。もちろん、アンケート調査など、部分的にコンサル会社に任せるのはいいと思いますが、自分が働いている市の未来の計画です。できる限り職員自身の手でしっかりと書いてほしいと要望しました。
○若者支援の今後
令和3年度から4年度にかけて実施された「学生等応援特別給付金給付事業」「大学生等若者向け緊急食料支援」について実績を確認しました。若者世代に直接つながることのできる数少ない事業で、非常に意味のあるものと考えていますが、これまで「コロナ禍」「物価高騰」の状況下のあくまでも単年度の事業として実施されてきました。来年度以降、継続的な若者支援の方法を考えてほしいと要望しました。
○高齢者応援事業(つながり応援カード)の実績
5000円分の電子商品券を配布した事業。「フレイル予防事業」として実施されたこの事業については、予算審査の段階から「ただのバラマキにしてはならない」と繰り返してきました。実際に利用した人の声、フレイル予防につなげるためにどんな取り組みをしてきたのか確認しました。対象者人数の見積もりが甘く、他の項目から予算を流用する形になったのは予算の積算に課題があったのではとの指摘もしました。
○道路の白線等の補修工事が進まない箇所がある件
止まれの文字 横断歩道やその手前にあるダイヤマークなど、道路上の白線が消えていて、ずっとそのままになっているような箇所もあると指摘しました。LINE通報システムの導入など、迅速に対応しようと努めている部分は評価しますが、それでも放置されている箇所があるように思います。毎日の市民の安全にも直結する問題ですので、しっかりと取り組んでもらいたいと思います。
○えのき児童遊園を拡張整備と今後のボール遊びできる場所の確保
えのき児童遊園を拡張整備し、サッカーのドリブルやキャッチボールなど、種目を限定したボール遊びが可能になりました。近隣住民の理解も得て大きなトラブルなく経過していねようです。この話を聞いて考えたのは、旧保谷庁舎跡地にできた広場のこと。児童のまり遊びを除いてボール遊びは禁止されているのですが、せめてキャッチボールくらいさせてあげられないのかと思います。
○小学校はいわゆるランドセルでないとダメなのか
入学を控えた親御さんからいただいた「市内小学校ではランドセル型リュックを許可しているのか」というメールをもとに、各学校が新入学予定児童の保護者に配布する学用品の案内について質問しました。「ランドセル」と言い切っている学校、「ランドセル等」としている学校などがありましたが、市内すべての学校でいわゆるランドセルでなくても構わないとのこと。入学準備が年々早まっているので、HPに掲載するなど早い段階での周知を求めました。