西東京市民会館跡地の活用事業として建設が進んでいた、西東京市民文化プラザ(ONE FOR ALL西東京内)が12月11日に一般利用を開始します。これに先立って内覧会、竣工祝賀会などが開催されました。
一足早く議員向けの内覧会が開かれたのは12月1日。公共施設部分の西東京市民文化プラザは主に4階で、可動式間仕切りで4つに区切れる「スペース」と呼ばれる空間がメインです。この日はすべて繋げた状態だったので開放感がありました。
その後行われた内覧会では、スペースを区切り、ピクチャーレールを使って絵を展示したり、団体による発表で音楽を流す催し物が行われるなど、実際の使用形態に近い形もありました。防音性の高い間仕切りで仕切ると聞いていましたが、完全防音ではないため、仕切り壁を隔てた隣のスペースや、外周の廊下部分にはかなり音が漏れるなという印象です。利用する側としては、その点を念頭に置いておいた方がよさそうです。
この他、会議室、楽器練習などに使える防音室、1階には学習コーナーがあります。
戸田中央メディカルケアグループが運営する2階、3階のフロアには健診センターや透析クリニックが入ります。外からの光が差して明るい雰囲気で、隣接するシチズンの庭が借景のようになっていました。
気になるのは1階の府中道に面したテナントがすべて募集中となっていたことです。同じく1階にある地域交流スペースと共に、賑わいをもたらすものになると期待していただけに、残念です。1階スペースがどのように活用されていくのかは、オープンした後も注目していきたいと思います。
12月7日には竣工祝賀会が開催され、私も来賓の一人としてお招きいただきました。関係者によるテープカットなどが行われました。
ちなみに、4階からは市内のスカイタワー西東京はもちろん、天気がよければ富士山や東京スカイツリーも見えます。ぜひ探してみてください。