一般質問報告 タバコと健康/田無三中複合化/学校のトイレ環境など

12月2日、一般質問で市長・教育長に質問しました。

学校のトイレ環境改善についての質問では、我慢して腹痛や膀胱炎になるなど健康被害につながる例もある、庁舎のトイレが令和9年度に全面洋式化、温水洗浄便座を予定する中、このままでいいのかと市長に訴えました。

「限られた財源の中でどう対応できるのかは、考えていきたい」という答えはもらいましたので、今後の予算編成の中で、どのように「考えた」のかを改めて確認したいと思います。

【動画が公開されました】
1.令和8年度予算編成方針について
 質問:0分34秒~ 市長答弁:14分30秒~ 意見:32分22秒~
2.PR親善大使について
 質問:2分31秒~ 市長答弁:16分49秒~ 再質問/意見:33分28秒~
3.タバコと健康について
 質問:4分09秒~ 市長答弁:18分26秒~ 部長答弁:30分19秒~ 再質問/意見:35分14秒~
4.田無第三中学校建替複合化について
 質問:6分38秒~ 市長答弁:21分10秒~ 教育長答弁:22分13秒~ 再質問/意見:39分59秒~
5.学校のトイレ環境について
 質問:9分10秒~ 教育長答弁:25分17秒~ 再質問/意見:43分38秒~
6.茨木のり子生誕100年について
 質問:12分32秒~ 教育長答弁:27分38秒~ 意見:49分46秒~

リンク:西東京市議会インターネット中継

1. 令和8年度予算編成方針について
Q:これまでとの違いやポイント、基本的な考え方は。
A:財政状況は極めて厳しい状況と認識している。職員一人ひとりが市の状況を十分に認識し、決算や執行状況を踏まえ必要性等の再検証を行い、経費の見直しを積極的に取り組む必要がある。
Q:新たな財源の確保や、既存事業の廃止や見直しがない限り、新規事業は行わないのか。
A:既存事業の拡充や新規事業の検討に当たっては、新たな歳入の確保とともに、業務の必要性やプロセスを精査し、限られた財源を真に必要な事業に配分することで、財源を捻出したい。
意見:今回の一般質問で学校のトイレ環境を取り上げたが、暑さ対策など、命や健康に関わる問題にはしっかりと予算をつけることが必要だ。市長は全体を見て予算を組んでほしい。

2. PR親善大使について
Q:7組の皆さんにPR親善大使を務めていただいているが、新たな方へのお声かけを行う考えは。
A:本市にゆかりのある方の情報収集に努めている。本市の定める要件を満たすとともに相手方のご事情等もあるので、引き続き情報収集に努める。
Q:ひばりヶ丘駅の駅発車メロディーとして、JUN SKY WALKER(S)の曲を流すことを想定しているとのことだったが、その後の状況は。
A:西武鉄道社内で検討した結果、「現時点での変更は難しい」という判断に至ったと報告を受けている。
Q:大変残念だ。今後の展開等考えていることは。
A:駅発車メロディー以外での楽曲の活用や、ひばりヶ丘駅開業100周年記念式典でいただいた手形の活用などを検討している。

3. タバコと健康について
Q:市民が喫煙することについて市の考えは。
A:喫煙や受動喫煙は、がんや循環器疾患等の生活習慣病の大きなリスクとなる。健康への影響について普及啓発を行うほか、禁煙を希望する方に対し、禁煙方法や禁煙外来の情報提供を行っている。
Q:駅周辺へのコンテナ型等の喫煙所設置について、設置可能な場所は見つかったのか。
A:完全分煙施設の設置にむけ、現在も引き続き調整を行っている。
Q:仮に喫煙所を設置した場合、効果測定の方法は。
A:当該設置区域における、タバコのポイ捨て量の経年での分析等による評価を検討している。
Q:歩きタバコや自転車に乗りながらの喫煙は危険である。路上喫煙防止地区に限らず、市内全域で防ぐための周知、啓発についての考えは。
A:受動喫煙防止の観点から、非喫煙者への配慮や「人通りの多い場所での喫煙はやめましょう」「歩きたばこはやめましょう」といった喫煙マナーの向上に関する周知を市ホームページで行っている。路上喫煙防止地区「外」においても、道路上に蛍光色の路面シートをはるなどしている。
Q:市では、喫煙率を下げる目標を掲げていると思うが。
A:第3次健康づくり推進プランの評価指標として、令和5年度の8.9パーセントを、令和15年度に6.4パーセントに下げる目標を掲げて取り組んでいる。
意見:喫煙所設置の議論は、ごみの担当課が所管しているが、健康という視点からも考えてほしい。受動喫煙がなくなればよいのではなく、喫煙は喫煙者本人の健康にも影響を与えている。

4. 田無第三中学校建替複合化について
Q:市民集会所や保育園、児童館等の複合化を想定した上で、敷地内の施設配置として3つのパターンが建替協議会に示された。このうち、敷地北側に校舎を建てるパターン3が望ましい理由は。
A:建築可能面積の広さ、望ましいフロアの配置、地域住民や団体等にとって安全で利用しやすく、ゆとりのある必要諸室の配置が容易である。外構整備、校庭の日当たり、校庭等の使用制限、近隣への影響や避難所機能に関する課題への対応等から、新校舎等については敷地北側での整備について検討を進めることとしている。
Q:最終的な施設配置を検討する中で、すべての公共施設の複合化が困難な場合や、複合化することで教育環境に支障が生じる場合、一部の公共施設を複合化しないという判断もあり得るのか。
A:学校施設として必要な規模も含め、現在の敷地内で整備することが可能と判断して決定した。
Q:コスト比較はしているのか。パターン3は仮設校舎の整備を伴い、この整備に25億~30億円を要するとの記載があったが。
A:基準単価等について調査を行っており、基本構想・基本計画を策定する中で検討する。
意見:すべての公共施設の複合化ありきの議論になっていないか。北側校舎ですべて複合化するのが費用的にもメリットがあるのか。最もリーズナブルな整備をしてほしい。

5. 学校のトイレ環境について
Q:保護者の方からの相談を受け、同僚議員と手分けをし、小中学校9校のトイレを視察した。学校のトイレは洋式化が進められたという認識だが、和式の残されている数が多いのではないか。さらなる洋式化を進めるべきではないか。
A:中学校は全て洋式便器にする改修を行った。小学校は、各階1か所の和式便器を残しているが、西東京市立小中学校PTA保護者の会連絡会や小学校で行ったアンケートからは、洋式化対応の必要性が高まっていると認識している。
Q:壁や扉の汚損、破損、個室の鍵の不具合など、早急な対応はできないのか。
A:予防保全型の考え方に基づき、施設の改修計画等と合わせ、安全面・コスト面等から優先順位を判断した上で、集中的・効率的に実施していく。
Q:床の黒ずみなど汚れが目立ち、臭いを感じることもあった。一方、私が見た中で田無第三中学校では、床が非常にきれいに磨かれていて、清潔を保っていた。清掃の頻度や方法によるものなのか、床材によるものなのか。
A:トイレの清掃の頻度や実施方法は各校同一の対応としているが、より効果的な清掃方法等について調査研究してまいりたい。床材は、乾式化の際にシート材の使用を基本として施工しているが、田無第三中学校は塗装による対応となっている。
Q:市長に伺う。令和9年度に庁舎のトイレは全面洋式化、温水洗浄便座になるとのこと。これはありがたいし、進めてもらいたいが、そのような中で学校のトイレが今のままでいいのか。予算をつけるべきだ。
A:私も各学校を訪問して、子どもたちの声として聞いている。全体の市財政も見ないといけない。限られた財源の中でどう対応できるのかは、考えていきたい。

6. 茨木のり子生誕100年について
Q:守りぬこうこのなんでもないしあわせ~西東京市で紡がれた茨木のり子平和の言葉~と題する展示会が郷土資料室で開催された。今回のイベントの意義や評価は。
A:2か月間で約600名が来場。「茨木氏を初めて知り、その感性に触れることができた」「平和についてじっくり考える良い機会になった」などの感想があり、本市がその生涯や作品を紹介することは有意義であったと捉えている。
Q:来年2026年は、生誕100年、没後20年という節目の年。記念イベントや特別展の予定もあると聞いているが、現時点で決まっている内容は。幼少期から女学校時代まで過ごした愛知県西尾市と連携した取組等を行っていく予定は。
A:記念シンポジウムおよび企画展等を検討しており、市民の皆様と平和について考える機会を作り上げていくとともに、自治体間の交流等も行えればと考えている。
Q:今後より多くの市民や子どもたちにも彼女の詩に触れてもらう機会を作っていけないか。
A:今後も、本市ゆかりの文化人である茨木氏が残したメッセージやライフスタイルの紹介を通し、平和の尊さを後世に伝えていく取組を進めていく。

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