本日11月４日は西東京市議会臨時会が開催され、一般会計補正予算(第10号)が全会一致で可決成立しました。今回の補正予算の内容は以下の３点です。

①すべての子育て世帯に対する特別給付金の支給

西東京市では、今年度に入ってから低所得の子育て世帯や、３人以上の児童を養育している世帯(多子世帯)に対する給付金の支給事業を行ってきましたが、すべての子育て世帯を対象にしたものではありませんでした。
今回、国からの地方創生臨時交付金に、市独自の財源をプラスする形で、すべての子育て世帯に対し、所得制限を設けずに児童１人当たり１万５千円の給付金を支給することになりました。検討段階では支給額についていくつかのパターンを示し、年度末の財政調整基金(市の貯金)の残高も踏まえつつ、市の財源を投入して１万５千円の支給にするという市長の判断があったとのことです。この点は評価したいと思います。

児童手当や児童扶養手当を受給している世帯は申請不要で、今年の12月21日に給付予定。それ以外の申請が必要な世帯については、12月中の給付開始を予定しているとのことです。

②生後６か月以上４歳以下の乳幼児に対するワクチン接種体制の確保

新型コロナウイルスワクチンの乳幼児への接種については、保護者の間でも意見が分かれている問題です。
西東京市では、接種券を一斉送付する形ではなく、まずは圧着はがきを個別に郵送し、丁寧な情報提供を行った上で、接種を希望する方に接種券を送付するという方式を採用します。これは、保護者の皆さんに接種するかどうかを十分に検討して決めてもらうためで、医師会とも相談の上で決定したとのことです。

もちろん、できるだけ早く接種したい希望される方もいらっしゃいます。そうした方に対しては、今後市報・ホームページでも周知を行うので、個別に問い合わせてもらえれば対応するとのことです。今後の市からの案内をご確認ください。

③市内中小事業者等の高効率空調機器設置助成の予算増

個人事業主を含む市内の中小事業者等が高効率の空調機器に取り換えた場合、設置に関する経費の1/2(市内業者から購入の場合は3/4)を上限金額内で助成するという事業で、すでに補正予算を組んでスタートしていたものです。

申請件数が伸びていることから、予算を増額して対応します。

特に、①の所得制限なしの給付金については、速報としてTwitterで発信したところ大変多くの反響があり、驚いています。18歳まででいいのか、一過性のものでいいのかなど課題はあるものの、多くの子育て世帯の皆さんが待ち望んでいたものであることは間違いなさそうです。