猛暑の高校生議員インターンシップ 前半戦

連日の猛暑となっている今年の夏。毎年恒例の高校生議員インターンシップを今年も受け入れています。今回は7月31日から8月2日の前半戦と、8月9日から11日までの後半戦に分かれています。

初日の午前中は座学から。市の予算書の見方などを学んでもらいました。すべての事業には意味があるし、やらないよりはやった方がいいことばかり。しかしその裏には必ず予算を伴っていて、あれもこれもとやるわけにはいかない。どんなお金の使い方をしていくことが多くの市民にとって納得感のあるものになるかを考えるのは難しい作業だというような話をしました。

午後は、東伏見市民集会所で開催されていた下野谷遺跡特別展を見学。「勉強になったが、他の遺跡と比較すると規模は見劣りしてしまう」「相応の予算を費やしているのだからもっとPRをしていくべき」などの声が聞けました。キャッシュレス決済サービスのお買物擬似体験会では、「来ている人が少ないので開催方法を工夫するべきではないか」といった厳しい指摘がありました。こうした率直な意見をもらえるのが受け入れの最大の理由です。

 

2日目は議場を見学した後、田無庁舎、保谷庁舎の各部署を回って業務の説明をしていただきました。対応していただいた職員の皆さん、ありがとうございました。

環境保全課では、この日から始まった「にしとうきょう環境チャレンジ」の説明を受けました。事前に設定された環境配慮行動を行ってポイントを貯めると、賞品が当たる抽選に応募できるしくみです。より若い世代に参加してもらうため、昨年度の紙ベースのポイントカードから西東京市公式LINEと連動したアプリにしたことなどが説明されました。高校生からは、「賞品はどうやって決めたんですか?」などの質問が出ました。

1日の振り返りの中では、当たり前のように運営されている市が、こんなにたくさんの人の力で支えられていることを知ったというような、職員の皆さんが聞いたら感激しそうな感想もありました。また、自分の住んでいる自治体と比較して、自分のまちにはないのか調べてみたい、問い合わせてみたいといった前向きな感想もありました。ぜひ、西東京市で見たこと、聞いたことを自分の住んでいるまちに置き換えて考えてみてもらいたいと思います!

3日目には、西東京市同様に縄文遺跡のある、東村山市のふるさと歴史館と八国山たいけんの里を見学。想像したよりも立派な展示施設でインターンの高校生も楽しんでいました。その後に訪れた我が西東京市の郷土資料室と比較すると、市民の協力により手作り感ですごく頑張っているとは思うけど、いかんせんハードがなあ、と思ってしまいます。映像や体験コーナーなど、より楽しめる工夫がほしいといった高校生の声もありました。

前半3日間の締めは田村とインターン生のコラボ街頭演説でした。話の中で私の活動を評価してもらったことも嬉しいのですが、身の回りのことをもっと議員さんに伝えようというメッセージを話してくれたのがとてもよかったです。

また、高校生が立ち止まって話を聴いてくれたのが印象的でした。同じ高校生が話していたので、なんだろうと思って立ち止まってくれたとのこと。他にも、市民の方から「こういう若い人が話すのはいいね」といったお声かけをいただきました。私一人で演説していては起こらないことです。

高校生の皆さんには、ぜひまた遊びに来てもらいたいと思います!そして、メンバーを替えての研修後半戦は8月9日から始まります。

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