3月4日に一般質問を行い、市長、教育長、選挙管理委員会事務局参与に質問しましたので報告します。池澤市長2期目最初の一般質問ということで、市長選挙についての質問も行いました。
市長選挙で「1期目同様に自民党・公明党の推薦を受けたのはなぜか。市長の側から依頼したのか」という質問には、1回目の質問では全く答えず、再質問でも「政治家としての判断だ」と答えるにとどまりました。詳しく答えたくない、あるいは答えられないのかもしれません。学校給食への異物混入については前回の定例会に続いて取り上げ、今年度だけでなく過去3年間の発生状況について問いました。時間の都合もあり、他の議員の質問で答弁が出た項目については意見を述べる形にしました。
【動画が公開されました】
0.冒頭所見
0分26秒~
1.市長選挙について
質問:1分37秒~ 市長答弁:15分20秒~ 選挙管理委員会事務局参与答弁:29分46秒~ 再質問/意見:33分34秒~
2.議会への情報提供について
質問:3分04秒~ 市長答弁:16分04秒~ 教育長答弁:24分49秒~ 意見:37分47秒~
3.PFAS対策について
質問:3分54秒~ 市長答弁:17分30秒~ 再質問/意見:38分59秒~
4.平和事業について
質問:4分35秒~ 市長答弁:18分30秒~
5.学童クラブの過密化対策について
質問:5分37秒~ 市長答弁:21分15秒~ 部長答弁:31分05秒~
6.ひばりが丘中学校跡地活用について
意見:7分08秒~
7.公園施設の改修、遊具等の更新について
質問:7分53秒~ 市長答弁:22分45秒~ 部長答弁:31分38秒~ 再質問/意見:41分03秒~
8.放射第7号線の暫定交通開放に伴う交通状況の変化について
意見:9分11秒~
9.学校給食への異物混入について
質問:10分57秒~ 教育長答弁:26分02秒~ 部長答弁:32分42秒~ 再質問/意見:44分39秒~
10.図書館構想について
質問:12分50秒~ 教育長答弁:27分31秒~
リンク:西東京市議会インターネット中継
①市長選挙
Q:1期目同様自民・公明の推薦を受けた。幅広い市民の支持を得るため、政党推薦を受けずに選挙に臨む選択肢はなかったか。
A:政治家としての判断だ。推薦を受けないという首長にあったことがない。いるなら教えてほしい。
Q:他候補を支持した市民、投票所に足を運ばなかった市民の声をどう市政に反映するか。
A:この結果にしっかりと応えるべく、引き続き西東京市の発展に全力で取り組む。
意見:特定の支援者の声が耳に入っていないか。多様な市民の声に耳を傾けてほしい。
②議会への情報提供
Q:課題のある情報ほど速やかに共有を。会派や議員によって差をつけず平等に。
A(市長):議員は対等・平等という原則のもと、引き続き丁寧な情報提供に努める。
A(教育長):市長部局同様、適時適切な情報提供が必要と考えている。
③PFAS対策
Q:実施する水質検査の概要、目的、公表についての考え方を問う。
A:市民の不安払拭のため、市所有の震災用井戸、飲用としては使用されていない学校井戸、観測井戸についてPFOS及びPFOAの水質検査を予定。調査井戸の所在地と測定値を公表する。
Q:暫定基準値を超えた場合の対応は。
A:国や東京都、周辺自治体の動向を注視する。
Q:動向を注視とはどういうことか。ただ見るだけなのか。対策を考えるべきだ。
A:広域的な観点から適切な対応を図ることが必要。そういった意味で、国や東京都、周辺自治体の動向を注視、注目する。
意見:注視だけはダメだ。その先の対策をしてはじめて市民は安心する。
④平和事業
Q:日本被団協田中熙已代表委員の講演会。市長の率直な感想は。
A:若い人たちに向けて、自らの実体験をつないでいくことの大切さや、考えるのはあなたたちであるとの発言があり、深く共感した。
Q:当日の参加人数は。事前の周知はどのようにしたか。
A:約700名の参加。市報、HP、SNS、プレスリリースに加え、(会場の)文華女子高校をはじめ市内の各学校を通じて、子ども・若者にPRした。
⑤学童クラブの過密化対策
Q:今年度タイムシェア事業を行った3校の具体的な効果は。
A:定員に対する登所人数の割合が約20%軽減された。
Q:中期的な対応として小学校内に移行するとのことだが、メリット・デメリットは。
A:小学校の外に移動することなく学童クラブに行けるため、安全面でメリットがある。校庭や体育館を利用する場合、学校と調整が必要という課題がある。
⑥ひばりが丘中学校跡地活用
意見:説明会で示された具体的な活用内容のうち、特にテニスコートについて様々な意見が出た。市内のスポーツ施設は不足しており、各施設の配置や利用時間帯、音や砂ぼこりへの対策などに配慮し、地域の皆さんとの合意形成が図られるよう、丁寧かつスピード感をもって対応するよう要望する。
⑦公園施設の改修、遊具等の更新
Q:西原自然公園のトイレを改修するとのこと。概要を伺う。
A:既存のトイレを取り壊し、バリアフリートイレを新設。あわせて洋式化する。令和9年度以降工事に取りかかる見込み。
Q:谷戸イチョウ公園のトイレは男女共用。改修が必要では。
A:公園改修計画に基づき、洋式化は令和15年度までの完成を目指す。トイレの更新は、健全度や劣化等を考慮した優先順位に基づき、適切に対応する。
Q:公園遊具の更新における意見聴取の結果と、それを受けた市の対応を公表すべきでは。
A:今後市ホームページで公開し、周知を図る。
⑧放射第7号線の暫定交通開放に伴う交通状況の変化
意見:3・3・14号線の北町5丁目から6丁目にかけての550メートルの間には信号や横断歩道がなく大変危険だ。改めて設置を要望してほしい。放射第7号線と市道101号線(福泉寺通り)との交差点への信号設置についても、地域の声をしっかりと東京都に届けてほしい。
⑨学校給食への異物混入
Q:今年度発生した異物混入の件数をレベル別に伺う。
A:レベル1が1件、レベル2が2件、レベル3が10件、レベル4が1件。
Q:1月策定の異物混入対応マニュアルでは、「金属片、ガラス片、プラスチック片などの鋭利な硬質異物」はレベル1としている。10/15の金属片(野菜切機の刃)がレベル1で、10/31のプラスチック片(マヨネーズ容器の一部)、12/17の長さ5ミリほどの金属片はレベル2ということか。違いは何か。
A:生命への影響という点で区分している。どちらも喫食することで健康への影響を与える異物であり、発生後の対応や公表の仕方には差がない。
Q:令和3年度から5年度まで、レベル1やレベル2の危険異物があったか。あった場合、公表したのか。
A:レベル1は0件。レベル2は令和4年に1件、令和5年に1件。公表はしていない。
意見:今後はしっかり市民に公表を。
⑩図書館構想
Q:新中央館について、カフェ等の飲食コーナーを設置した滞在型図書館の実現、学習室の整備など期待の高まる構想。いつ計画が動き出すのか。
A:建替え時期が想定される第4次総合計画の期間(2034~2043)までにかけて、市民からの意見、要望等を踏まえて検討する。
Q:立地について「市の行政施設やスポーツ・文化施設が近くにある地域が望ましい」と書かれているが。
A:アクセスや市民の利便性を考慮し、望ましい場所として「市の行政施設やスポーツ・文化施設の近く」を目指すものとしている。