「西東京市長選から何を学ぶか」講演

7月18日、東久留米市の「新しい市政をつくる会」の皆さんにお招きいただき、「西東京市長選をたたかって」と題する講演をしてきました。
今年の2月6日に行われた西東京市長選挙では、現職の丸山浩一市長の後継として自民・公明の推薦で立候補した池沢たかし氏と、立憲・ネット・共産と無所属有志が推薦した平井竜一氏に、無所属の保谷美智夫氏を加えた3名による激しい戦いとなり、平井氏が1514票差で敗れる結果となりました。
関連記事―西東京市長選挙、平井竜一候補1514票差で落選

当日は梅雨明け直後の猛暑、またコロナの感染状況も悪化する中でしたが、20名強の方に熱心に話を聞いていただきました。
私も改めて資料を作るにあたり、当時を振り返る大変良い機会にもなりました。

西東京市議会の構成や、コロナ対策やまちづくりの方向性にリーダーシップを発揮できない市長に対し、新しいリーダーを求める声が出ていたといった背景を話した上、平井さん擁立の経緯、駅頭活動、オンライン戦略、相手方からのネガティブキャンペーン、あと一歩届かなかった要因などをお話ししました。

参加者からは、複数の政党や市民団体を取りまとめる苦労、選挙で争点となったこと、選対本部の構成や動きなど、多くの質問をいただきました。当然政党が違えば考え方には違いがあり、政策的な面はもちろん選挙手法にもそれぞれのやり方があったわけですが、お互いに一致できる最大公約数を見出すこと、違う部分は違う部分として尊重することがポイントだったのではないかと思います。

ネガティブキャンペーンに対しては、「私たちはネガティブにネガティブで応戦しない、ポジティブキャンペーンでいく!」と決めて徹したわけですが、相手が攻撃してくるポイントはある程度分かっていたことでもあり、もう少しきっちりとした反論をしてもよかったのではないか…という気もします。もちろん、その平井さんの姿勢が良かったという評価もいただくわけですので、どうするのが正解だったのかはわかりません。ただ、勝利への貪欲さという点では相手方が一枚上だったことは事実でしょう。

講演の最後には、選挙では敗れたものの、その後市民による議会傍聴や市政チェックの動きが起こったことは希望であるという話をしました。東久留米ではこれからどのような動きになっていくのかわかりませんが、私の話が少しでもお役に立てば幸いです。

Twitterでも発信中!

Facebookでも発信中!

PAGE TOP