西東京市議会役職一覧 年3回開催で報酬42万円の驚きの役職とは

昨日までの臨時会で決定した役職一覧が速報版として市議会ホームページに掲載されていました。

議長 酒井(自民)
副議長 森(立憲)
監査委員 藤田(公明)
議会運営 ◎大林(公明) ○かとう(ネット)
企画総務 ◎後藤(ネット) ○山田(自民)
文教厚生 ◎佐藤(立憲) ○中川(自民)
建設環境 ◎とみなが(自民) ○中村(共産)
広報 ◎保谷(自民) ○田村(無所属)

私の所属は、文教厚生委員会広報委員会となり、広報委員会では副委員長を務めます。

実は注目してほしいのは右側の議会外の役職です。様々なものがあり、報酬がないもの、一般的な審議会等の委員と同等の日額1万円程度のものがほとんどなのですが、上から4つ、具体的に言えば「昭和病院企業団議会」「柳泉園組合議会」「東京たま広域資源循環組合議会」「多摩六都科学館組合議会」が、年3回から5回程度の開催にもかかわらず、なぜか月額の報酬となっています。

昭和病院企業団議会 月額 35,000円
柳泉園組合議会 月額 30,000円
東京たま広域資源循環組合議会 月額 25,000円
多摩六都科学館組合議会 月額 9,000円
※議長、副議長はさらに上乗せあり

最も報酬の高い「昭和病院企業団議会」について詳しく見てみます。ホームページで会議録が公開されていますが、これを見る限り毎年開催回数は3回です。それで報酬は月額3万5千円、年額では42万円になります。単純計算すれば、1回の会議で14万円をもらうことになります。議会の開催日だけでなく、資料を読み込むとか調査研究の時間が必要だとしても、年間数十万円の報酬はいくらなんでも高すぎるでしょう。

これらの役職は、会派ごとにドント式にポイントを計算し、高いポイントの会派から好きなものを取れるというしくみなのですが、ほぼ報酬の高い順に埋まっていくという現象になります。開催回数に大差がないのに、月額3万5千円と日額1万円の役職があれば、どうしても前者を選んでしまう。。ちなみに、無所属はポイントが低いため、月額報酬の役職など回ってきません。私は報酬目当てで議員をやっているわけではないのでそれは構わないのですが、何がやりたいからという内容ではなく、金で役職が選ばれる現象はおかしいです。

日頃「身を切る改革」「税金の無駄遣いをなくす」などと訴えていた方は、こうした月額制の役職に何の違和感も感じないのでしょうか。まさに議員特権と言える月額制はやめて、日額いくらにすべきです。

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