第1回定例会議決結果一覧 小峰議員辞職、新教育長に後藤氏

3月26日に第1回定例会が終わりました。一般会計予算の賛否については先日ご紹介しましたので、本日はそれ以外の議案も含めた議決結果一覧を掲載します。

議案ではありませんが、3月26日の本会議では冒頭に小峰和美議員の議員辞職の件が議題となりました。辞職願は3月15日に提出されていましたが、議会開会中の場合は議会の許可が必要で、この日の本会議で諮られました。理由は「一身上の都合により」とされています。採決は「異議なし」の形で行われ、辞職が許可されました。

また、木村教育長から3月31日付で辞職したい旨の辞職願が出されたのことで、後任の教育長に後藤彰(ごとうあきら)氏を充てる人事案が提出され、全会一致で同意されました。後藤氏は日本体育大学の名誉教授。西東京市の教育委員会委員も務めて来られた方です。教育行政も課題山積ですので、今後に期待します。

議案第24号 西東京市民文化プラザ条例 は、今年12月に市民会館跡地にできる官民連携施設の公共施設部分の名称や、開館時間、利用料金等を定めるものです。様々な議論がありましたが、利用料金を事前に現金で支払いにいかなければならないという点に「何とかして!」と声が上がりました。

議案第30号 西東京市会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例 は、会計年度任用職員にこれまで支給されていなかった勤勉手当を支払えるようにするものです。待遇改善につながる一歩だと思います。

以下、賛否が分かれた議案のいくつかをご紹介します。

議案第9号 令和6年度西東京市介護保険特別会計予算
議案第17号 西東京市介護保険条例の一部を改正する条例

介護保険料は3年に一度改定されます。令和6年度は第9期計画が始まる最初の年で、保険料改定の年にあたります。今後の給付費の見込み額により、介護保険料の基準額は第8期より289円高い6347円となります。賛成多数で可決されましたが、共産党は公費負担の割合を上げて保険料のアップを抑えるべきといった討論をして反対しました。長井議員も反対しました。

議員提出議案第2号 神宮外苑再開発の見直しを求める意見書

ユネスコの諮問機関であるイコモスが、計画撤回を緊急要請するヘリテージ・アラートを出したことを指摘し、計画の見直しを求める内容です。立憲、共産、ネット、無所属が賛成しましたが、自民、公明、維新・国民が反対したため、否決されました。 

議員提出議案第3号 訪問介護の基本報酬引下げの撤回等を求める意見書
議員提出議案第4号 生活介護事業所の報酬改定の見直しを求める意見書

第3号は、経営が悪化している小規模な訪問介護事業者など地域や経営の実態に対応した報酬引き上げなど4項目を求めるもの、第4号は、障害者の日中活動を支える生活介護事業所などから事業継続が困難になるとの声があることを踏まえ、報酬改定の見直しを求めるものです。
いずれも立憲、共産、維新・国民、ネット、無所属の賛成多数で可決されました。自民、公明は反対しました。

陳情第2号 西武柳沢駅南口ロータリー広場に関する陳情

春と秋には「バラ園を含む緑のオアシス」に、冬には「イルミネーション広場」にすることを求める内容です。審査された建設環境委員会では、陳情者の気持ちに理解を示す意見が出されたものの、安全性や管理などの点で難しいといった意見があり、賛成者はいませんでした。本会議では納田議員のみ賛成しました。

Twitterでも発信中!

Facebookでも発信中!

PAGE TOP