9月30日に令和元年第3回定例会が終わりました。毎度おなじみ(?)の個人別の議決結果一覧をまとめましたので掲載します。議会事務局からもらったデータをもとに確認しながら作成していますが、万が一間違いがありましたらお知らせください。なお、9月19日付で会派構成に変更があったため、表が分かれています。
幼児教育・保育の無償化関連やシステム改修経費などを計上した「令和元年度西東京市一般会計補正予算(第4号)」ほか、補正予算はすべて全会一致で可決。会計年度任用職員制度導入に関連する議案も全会一致でした。「西東京市奨学金基金条例を廃止する条例」は、大学生枠の復活を含めて考えるべきという反対意見もありましたが賛成多数で可決。「学校図書館に1校1名の学校司書の配置を求める陳情」は賛成少数で不採択という結果でした。(委員会での議論はこちら)
議員提出議案の「不適切な事務執行に関する問責決議」は自民・公明が賛成、その他が反対した結果可否同数となり、議長採決によって可決となりましたが、この決議の審議では議長の議事進行の問題点が指摘されて長時間にわたって議会が空転する結果となりました(詳細はこちら)。この対立は最終日の田中のりあき議長に対する信任決議と不信任決議の提出という形になり、先に採決された信任決議が可決されるという形となりました。なお、私は不信任決議の賛成者に名を連ねましたので、信任決議については反対しました(詳細はこちら)。
この問責決議の発端となった、教育委員会の発出した不適切な公文書問題(詳細はこちら)、下水道事業会計の説明書の誤りにより議会との信頼関係を損ねたとして、執行部から最終日に提出された「西東京市長等の給料月額の特例に関する条例」(市長、副市長、教育長の給料を1か月間10%減額するというもの)は、10%1か月の根拠等を問う質疑の後、全会一致で可決されました。
今議会の議案に対する私の態度は結果的に賛成がほとんどでしたが、「天皇陛下御即位に関する賀詞決議」については、退席という判断をしました。私個人は天皇陛下の即位に対して喜ばしい気持ちを持っているけれども、そのような気持ちはあくまでも個人で持てばよいものであって、「議会として」「市民を代表して」「慶祝の意を表す」といった決議を行う必要性はないと考えたからです。
第3回定例会は異例のことが多く、拘束された時間以上に体力的にも精神的にも消耗する場面が多かったです。同時に、西東京市議会の会議規則や地方自治法などを改めて見返す良い機会にもなりました。少しだけ体を休め、また次の12月議会に向けて準備していこうと思います。