毎度おなじみの議決結果一覧です。
第4回定例会は11月27日から12月15日までの19日間の会期で行われました。来年2月に行われる市長選挙を前に、丸山市政2期目最後の定例会となりましたが、議案の採決結果という面で見るとほぼすべての議案が全会一致で可決となり、賛否が割れる場面はありませんでした。
唯一、採決態度が分かれたのが、議員提出議案第8号「少人数学級の実現を求める意見書」です。新型コロナの感染防止対策を進め、子どもたちが安心して学べるために、速やかに少人数学級を実施するよう、国に予算措置を行うことを求める内容でしたが、自民党会派の9名のみが反対。公明党も含めて、他の会派・無所属の議員は全員賛成しました。
議案第70号「財産の取得について」と議案第71号「財産の取得について」は、それぞれGIGAスクール構想に伴うタブレットと充電保管庫等を購入する議案でした。本会議質疑で、タブレットの充電、保管について、自宅に持ち帰るのが基本であることがわかり、登下校の「重荷」になるのではないかと指摘、「各学校で置き勉する教科書を増やすなどして、子どもの負担軽減に努める」という答弁がありました。
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議案第72号「令和2年度西東京市一般会計補正予算(第9号)」は、東京都の補助を活用して行う、高齢者・障害者施設等のうち、重症化するリスクの高い者の集団で形成される施設等に対し、職員、利用者にPCR検査を実施する事業などを含む内容でした。訪問系の事業所が対象外であること、検査が受けられるのは1回だけという制度設計であることなど、様々な課題が指摘されましたが、「やらないよりはやった方がいい」という判断から賛成しました。しかしながら、十分な内容とは言えません。
議案第87号「西東京いこいの森公園及び周辺の市立公園の指定管理者の指定について」は、私の所属する建設環境委員会で審査されました。西東京いこいの森公園及び周辺の市立公園54公園の指定管理者として、引き続き「西東京の公園・西武パートナーズ」を選定する内容で、この選定自体に異論はありませんでした(細かい指摘はしましたけど)。
私が指摘して問題になったのは、公募の際に市が提示する「仕様書」の中に、誤植があったということです。こともあろうに西東京市の看板政策である健康応援都市を「健康応都市」と記載していました。その後のチェックでもう1件誤植が見つかり、誤植は2件ありました。公募手続き自体に影響を与えるような内容ではなかったものの、十分なチェックをお願いしたいところです。この指摘の影響で、委員会は5時間にわたりストップする結果となりました。
関連リンク:建設環境委員会(令和2年12月4日)西東京市議会常任委員会中継(Youtube)